何度も繰り返し聴きたくなる良書。オーディオブック版「論語の読み方」

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

「耳にタコができる」という言葉があります。その代表格が「親父の小言」。

地元にいた時は死ぬほどうざったいと思っていた小言が、困難にぶち当たった時にブワッと頭のなかに浮かんでくる、あの感覚。

それに似た効果がオーディオブックにはあるなぁと思ったので、今日はそんなお話です。

イライラしている時でも、オーディオブックであれば聴くことができる。

人生なんて一筋縄ではいかない事だらけです。会社なんて起業したらなおさらでした。

個人的には、あまり感情の起伏は激しくない方だと思っているのですが、それでもたまにはイライラしてしまう時だってある。

ただ、イライラしているときって、どれだけ良書だってわかっていても、なかなか本を読もうとは思えませんよね。

自分で本棚から本を取り出して(Kindleにダウンロードして)一ページずつめくっていくっていう行為は思いのほか、能動的かつ積極的な意志がないとできない行為です。

イライラしているタイミングで、その境地に辿り着くのはなかなか困難。かなり至難の業です…。

しかし、オーディオブックであれば、耳にイヤホンを突っ込んで、あとは再生ボタンを押して聞き流せばいいだけだから、そんな本を読む(聴く)ことができるんです。

いや、実際には聴かなくてもいい、目をつぶってそのまま寝てしまったっていい。嫌でも、勝手に耳に入ってきますから。

そうすると、イライラした気持ちが自然と落ち着いてくるんです、不思議な事に。自分が間違っていたことに気がつくことができて、どの方向に向かえばいいのか自然と見えてくる。

今の自分に必要な言葉が必ず耳に引っかかる感覚があるんですよね。たとえそれが何度聴き返している作品であっても、です。(詳しくは「カクテルパーティ-効果」で検索)

そうすると、何がいいって、他人に当たらないで済むんです。建設的な相談であれば良いのですが、こういう心持ちの時に他人に話すと、どれだけ頑張ってみても、絶対にグチが何%か含まれてしまうもの。

良い本を繰り返し耳で聴く。親父の小言を反芻するように。お経をひたすら聴いているような感覚で、ただそれだけでいい。でもその効果ホントに絶大ですよ。

オーディオブック版『渋沢栄一「論語」の読み方』という良書。

そしてそんな時に最適な本が、今日紹介したかった『渋沢栄一「論語」の読み方』という本です。

言わずと知れた中国の古典「論語」、その読み方を渋沢栄一が教えてくれるという体裁になっています。

孔子の生き方、つまり「論語」のエキスをそのまま日常生活、仕事に応用して成功した代表が、渋沢栄一である。「論語」をなめるように読み、実践していったのである。人生への取り組み方、自分の長所を磨き育てる工夫、そしていい人間関係の築き方など、この本との“対話”には、面白い感動的な発見がある。

引用元:渋沢栄一「論語」の読み方 | 渋沢 栄一, 竹内 均 | 本 | Amazon.co.jp

詳しい内容は本書に譲りますが、今日書いたような状況に陥った時に、何度も繰り返し聴き直したいと思う本でした。僕にとってはまさに“親父の小言”です。大事なときに思い出して、嫌々ながらでも絶対に聴き直したいなと思う1冊。

またひとつ、自分が迷った時に頼りになりそうなお守りを見つけられた気分です。

興味のある方はぜひ。

渋沢栄一「論語」の読み方

それでは今日はこの辺で。

ではではー!

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