自己紹介はあえてしない。

このブログではもうお馴染みの発酵デザイナー・小倉ヒラクさん。

僕がヒラクさんと出会って一番最初に驚いたのは、自身の自己紹介をほとんどしないことでした。

ヒラクさんはイベントに登壇する時なども、自分の自己紹介部分はすべて端折って、すぐに本題に入ってしまいます。

ヒラクさん曰く「だって、ネットで検索すればわかることをこの場で話しても、時間がもったいないだけじゃん。」と。

これって、言われてみれば確かにそのとおりなんですが、だからこそ目からウロコ。

確かに、頼んでもいない杓子定規な自己紹介ほど予定調和でつまらないものはありません。

でも、真面目な人ほどしっかりと自己紹介の時間をつくってしまいますよね…。

ネットで調べたいと思ってもらえる人になろう!

それよりも「後日、ネットで検索して調べたいと思ってもらえる人」になったほうがいい。

誰かと同じ空間を共有している時は、相手にどんな言葉が一番刺さり、どんな情報を求めているのか?それを相手の立場になって必死に考え抜いてみて、そのポイントをひたすら探っていくことに努めたほうがいい。

そんな風に目の前の相手に最適化された対話を繰り返すことで、何か一言でも相手の印象の中に残るようなことがあれば、あとは勝手に検索してくれるようになりますから。

ブログやSNSも読んでくれるし、ネット上で公開されているインタビュー記事も読んでくれる。

なんだったら、それを読んだ感想をメールやメッセンジャーで送ってきてくれて、そこからまた次に会うためのきかっけが生まれたりもします。

そのためにも、相手がウェブ上で探した時にいつでも自分の自己紹介となるような記事がウェブ上に公開されていることも大切です。

それこそ「置き手紙」のようにあると素敵だなあと思うし、「灯台もと暮らし」ではそんな誰かの置き手紙をつくりたいと思って、日々取材させていただく皆さんのインタビューコンテンツをつくっています。

参照:「灯台もと暮らし」は足を使って検索上位を取りにいくバカなメディアです。 | 隠居系男子

出会う前に知っておいてもらうことも大事。

また、こここまでの話とは逆で、出会う前から相手に自分のことをある程度知っておいてもらうってことも大事かなと。

このネット時代だからこそ、出会う前からお互い顔見知りみたいな状況を生み出すことができるようになりました。

SNSでお互いフォローし合っている関係性とかはわかりやすいですよね。

最近だと、鳥取県で出会ったりょうかんさんが、僕にとってまさしくそんな方でした。

参照:人間の「やる気」を確実に高める方法がわかったよ!│りょうかんのつぶやき

出会った瞬間に相手が自分のことをある程度知っていてくれていると話が早い。

初対面でもすぐに「何かご一緒しましょう!」という話に繋がりやすいです。

参照:9月24日(日) 鳥取県で「VALU勉強会」を開催します。 | 隠居系男子

最後に

繰り返しますが、いま僕らにとって一番貴重なものは、相手と一緒にいられる空間であり時間です。それに勝るものはありません。

あとから検索しても全く同じ情報が得られるようであれば、それをその場で相手に共有する必要はありません。(もちろん失礼のないように最低限の自己紹介とマナーは大切です)

まだまだ自分もクソまじめに自己紹介をしてしまって、相手を退屈させてしまうことが多いので、自戒を込めてブログにも書いておきました。

いつもこのブログを読んでくださっている皆さんにも、何かしらの参考になれば幸いです。

[よく聞かれる質問の答え方はこちら]
同じ話を何度も繰り返すのが苦手な人へ。どこにクリエイティブを求めるか。 | 隠居系男子

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