「あの仕事、単価が安かったから断ったんだよね。」
起業家やフリーランス同士でよく聞く話です。
このセリフを聞く度に「それはそうなんだけど、でも…」って思っている自分がいて、ずっとこのセリフに違和感がありました。
なんで違和感を感じていたのか?
最近なんとなくその答えがわかってきたので、今日はそんな気づきを書き残しておきたいと思います。
お金は出してもらうものじゃなくて、つくり出すもの。
まずはじめに絶対に誤解して欲しくないのは、そうやって仕事を選ぶ人がいても間違ってはいないということです。
ただ僕は「なんか違う…」と思っていた。
それはなぜか?
これってつまり「私にはお金を集めてくる能力はありません。」って言っているようなものだからです。
それは結局サラリーマンやアルバイトと一緒だなと思うんです。
「仕事は楽しいけど、給料(時給)が安いから転職する。」という発想と一緒。
これだけ資金調達の手段が多様化している時代に、本当にそのお金って集めてくることってできないのでしょうか。
いや、できますよね。やろうと思えないだけなんです。
相手に対してどこか魅力を感じ切れていない証拠。
これは例えるのであれば「性格や顔、その他すべての条件は良いけれど、年収が低いからあの人とは結婚できない。」と言っている人に対する違和感と一緒なんです。
だったら、ふたりで一緒に暮らしていける方法を探せばいいじゃないかと思いますよね。
節約生活をしてみるとか、もっと稼げる方法を夫婦で一緒につくりだしてみるとか。
でも直感的に無理だと感じている。
それはやっぱり、収入的な面だけじゃなく、相手に対してどこか魅力を感じ切れていない証拠だと思うんです。
最後に
だから、「金額で仕事を受けるかどうか」を判断するというのは、僕の中では間違い。
あくまで第一優先するべきは、その先にあるコンテンツの魅力であり、人の魅力。
自分が本当に惚れ込んだ相手であれば、相手が支払ってくれる金額には関係なく「どうやったらそのプロジェクトのために必要なお金を捻出して、一緒に取り組むことができるのか」それを必死になって考えてみる。
それこそが本当の仕事なんじゃないのかなと。
その時に必要なのは「工夫」であり、やっぱり諦めない心なんだと思います。
繰り返しますが、僕は金額を理由に足切りをしたくない。
いつもこのブログを読んでくださっている皆さんの何かしらの参考になれば幸いです。