どんなドラマがそこに集まっている人たちにとって教科書となっているのか?

最近、自分の中でふと腑に落ちたことがりまして。

平成生まれの人たちは、なぜこれほどまでに純粋で実直で、真面目な人が多いのか?それがずっと疑問だったのですが、その理由がなんとなくわかったような気がします。

彼らは、マンガやアニメを観て育ってきた世代だからなんだろうなあと。

平成生まれ世代にとって、「大切なことはすべてアニメ(マンガ)から学んだ!」と言っても過言ではないという人が実はものすごく多い。

だからこそ、彼らの考え方や性格も、自然とアニメやマンガの主人公のように純粋無垢な性格になるのだろうなと。

世代ごとに異なる価値観。

よくよく考えてみれば、トレンディドラマを観て育った世代は、やっぱり今でもトレンディドラマの影響を受けている印象があります。

また、僕らよりも少し上の世代(5歳〜10歳ぐらい)の方たちは、世紀末系のドラマが教科書みたいになっている。

両者とも、その時代のドラマの中に出てきそうな主人公のような思考回路を辿る人がとても多い印象です。

『モモ』の認知度の高さ。

そしてこの話は、世代論だけじゃなくて、コミュニティ内でも同様なのかもしれないなと。

先日行われた「灯台もと暮らし」企業特集イベント中に、とても驚いたことがありました。

参照:「灯台もと暮らし」3社合同企業特集イベントを終えて。 | 隠居系男子

何気ないことをきっかけに「ミヒャエル・エンデの『モモ』を知っている方はどれぐらいいますか?」と会場に問いかけてみたところ、会場にいた8〜9割程度の方たちが『モモ』を知っていたのです。

有名な児童文学作品であり、今でも多くの人に読まれ続けている作品とはいえ、年代も性別もバラバラな会場内で、これほどまでに『モモ』が浸透しているとは思ってもみませんでした。

そして、この瞬間なんだかものすごく大きなヒントを得ることができた気がしたのです。

最後に

SNSが発達したおかげで、僕らはハッシュタグで簡単に繋がることができるようになりました。

でも、価値観で繋がることは未だに難しい。

参照:その人のセンスや美意識によって選ばれていく時代。 | 隠居系男子

そんなときに、そこに集まる人達の教科書となっている作品はどんな作品なのか?その根底に流れる価値観とは一体どういったものなのか?

その共通点をあぶり出すことによって、そこに集まる人々の価値観を探っていくことは可能になるのかもしれません。

言われてみれば当たり前のことなのですが、個人的にはものすごく腑に落ちることだったので、このブログに書いてみました。

いつもこのブログを読んでくださっている皆さんにも何かしらの参考になれば幸いです。

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