昨日こんなツイートをしてみました。
AIRDO乗るたびに毎回思うんだけど、機内放送もキャンペーンも絶妙にダサい。でもそのいもくさい感じが逆に北海道らしくて、どこか応援したくなる。そんな言い方をしたら逆に売れないだろと心配になるんだけど、あれを狙ってやってるんだったら本当にすごい。北海道帰る時に、AIRDO以外の選択肢はない。
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2018年3月5日
海外から日本に帰ってくるとき、日本の航空会社の飛行機に乗った瞬間「日本に帰ってきた…!」って思うのと同じように、AIRDOはその絶妙なダサさ加減から、乗った瞬間「北海道に帰ってきた…!」って思わせてくれる何かがあるんですよね。道民にだけわかる何かが。AIRDO大好きです。
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2018年3月5日
「いもくささ」をあえてわかりやすく言語化すると、それはきっと『どさんこワイド』感。
あのローカル番組にあふれている空気感や雰囲気を感じさせてくれることなのかなと。道内の人にはきっと言わんとすることがわかってもらえるかと思います。
もし、道外の人にもわかる番組名で言うと、若干異なる気もしますが『水曜どうでしょう』感にも近いのかもしれません。
地方に、キレイ過ぎるものが増えている。
最近、地方を歩いているとよく思うのですが、妙にキレイ過ぎるものが街中にドンドン増えてしまっているなあと。
それは北海道も例外ではありません。
明らかに北海道外から連れてきたデザイナーさんにデザインしてもらったんだろうなあと、すぐにわかってしまうもの。
北海道らしい「いもくささ」を完全に消し去ってしまわないこと。
消費者側に、ただ消費をしてもらいたいときは、極限までオシャレにして少しでも食いつきやすいようにした方がいいのかもしれません。いわゆる「インスタ映え」を狙ったようなもの。
でも、消費を越えて、応援や投資をしてもらいたいと思うときは、ダサさ完全に払拭してしまわないことが大事な気がします。
上述の北海道の例で言えば、北海道らしい「いもくささ」を全て消し去ってしまわないこと。
最後に
本当にその土地の気候風土や文化から育まれたモノなのか?
それとも、なんとなく商業的につくられたマガイモノなのか?
これだけ「広告」が蔓延る現代において、消費者の見抜く目はドンドン鋭くなってきています。
特に若い人たちの間では、それを無意識のうちに感じ取って直感的に嗅ぎ分ける能力が当たり前になってきている。
完成度の高いテレビ番組よりも、YouTuberがつくる動画の方が今の若い子たちの心をしっかりと掴んでいることを見ても、それは明らかだと思います。
本当の意味で応援してもらいたかったら、少しくらいダサくたっていいから、その土地の人たちの手でその土地の魅力をしっかりと込めたものを作り上げることが大切なのかなと。
いつもこのブログを読んでくださっている方々にとって、何かしらの参考になれば幸いです。