昨日、「KOU(コウ)」というコミュニティコインアプリを開発している株式会社ツクルバ・中村真広さんと初めてお会いしてきました。
Waseiの鳥井さん @hirofumi21 と、はじめましてランチ。コミュニティとお金についての話など。しなやかで素敵な対話の時間でした。そして、別れて気付いたけど、名刺交換してないや。こういう出会い方はいい予感。
— 中村真広(コミュニティコインKOU仕込中) (@maa20XX) 2018年7月26日
中村さんが開発しているコミュニティコインアプリ「KOU( https://t.co/o4xVmGVnOd )」。ご本人から直接お話を聞いてすごく楽しみになりました!どこまで書いて良いのか曖昧なので、多くは書けないのですが、僕が想像していたサービスともまた少し違いました。何より目指している世界観にとっても共感!
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2018年7月26日
「遊戯通貨」を作り出し、お金の本来の役割や、その感覚を取り戻す。
中村さんのお話の中で、とっても印象に残った言葉がありまして。
それが題名にもある「お金の使い方のリハビリ」という言葉。
「KOU」はコミュニティ内だけで通用する「遊戯通貨」を作り出し、お金が本来持っていた役割や、その感覚を取り戻すためのサービスなんだと中村さんは仰っていました。
僕は、この話にとっても共感してしまったんですよね。
高度に複雑化してしまっている経済や金融。そのせいで手段が目的化してしまい、増やすためだけの投機や過度な貯蓄ばかりが先行してしまう…。
そこに待ったをかけて、もう一度その趣旨を見つめ直し、本来の役割や手触り感、温度感などを取り戻そうとしている。
そんな姿にとても心が惹かれたのだと思います。
コミュニティブームも、社会や会社への関わり方におけるリハビリ。
思うに、今のコミュニティブームもきっと同じことのような気がしています。
言ってしまえば、高度に複雑化してしまった会社や社会に対してのアンチテーゼでもある。
自分たちの手で小さな「遊戯社会」を作り出して、形骸化してしまっている部分に、またしっかりと体温や温度感を取り戻そうと一生懸命リハビリしているような
Wasei Salonなんかもまさにそんなコミュニティとなってきています。
もちろん、地方移住をして、そこに擬似的な“国”を作ろうとしている若者たちの流れも、きっとこの考え方に近いのだろうなと。
参照:雑誌「TURNS」連載第6回 発酵デザイナー・小倉ヒラクさんに「これから地方を盛り上げる豪族2.0」について聞いてみた。 | 隠居系男子
最後に
小さな「虚構」を作り出し、その中でリハビリをしながら、本来の役割や感覚を取り戻す。
これこそが単なる懐古主義ではない、「戻ることが未来」という発想なのかもしれないなあと。
参照:「虚構が未来をつくる」その事実を忘れない。 | 隠居系男子
今日のお話がいつもこのブログを読んでくださっている方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。