昨日、WaseiSalonにオーバーエイジ枠で参加してくださっている平山さんが、こんな興味深いツイートをしていました。
たとえばレシピコンテンツを上げるにしても、料理家監修の記事をオウンドで展開するより、そういう「料理で食を豊かにしたい」プレイヤーさんに毎月◯万円の活動資金をお渡しして好きにnoteとかで書いてもらう方が良いのでは。資金提供側のプロダクトには触れなくてよくて、ただスポンサーするだけ。
— 平山高敏 (@t_hirayama0227) 2018年8月21日
たとえば「テーマ」だけを毎月こちらから渡していろんなところで彩り豊かなコンテンツが並んだ方が楽しいし、結果接点が増える。その際の資金提供側への遷移も最小限でいい。「少年ジャンプ」的な「まとめ」の役割をプロダクト側のサイトなりSNSで持つようなことができたら面白いなぁと。
— 平山高敏 (@t_hirayama0227) 2018年8月21日
いやあ、これは本当にそう思うなあ。オウンドメディア上だけで展開するのではなく、スポンサーとなって、そのムーブメント全体を盛り上げたほうが絶対におもしろくなると思う。今はその流れやうねりを可視化しやすいから、なおさら。それが目指したい世界観にたどり着くための一番の近道なんだと思う。
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2018年8月21日
僕もこれまで、様々なオウンドメディアの運営に携わってきて痛感しているのですが、企業はどうしても「見せたい世界観」があるから、それに少しでも近づけようと、恣意的にコントロールしようとしてしまいがち。
でもそうすると、一気に広告っぽくなってしまうですよね。やっぱり自画自賛感が拭えない…。
オンラインサロンのムーブメントにも似ている。
そしてこの感覚って、今のオンラインサロンのムーブメントにも似ているなあと思うんです。
オンラインサロンは「会社」と比較されることが多いと思うんですが、会社が自主的に「自由で働きやすい会社ですよ!」と、あの手この手を使ってアピールしてみても、やっぱり中の人の生の声が聞こえてこないと、真正面から信用することは難しい…。
一方、オンラインサロンは、中のひとたちが本気で楽しんでいる。
その状況が自然と漏れ伝わってくるから、人が人を呼ぶ好循環が生まれ、これだけのムーブメントになってきているんだと思います。
企業は場を提供し、その上で自由に心地よく、そして“本気”で遊んでもらう。
だから、オウンドメディアにおいても、敢えて恣意的にコントロールをしようとしないほうがいい。
企業はハブとなって場を提供し、その上で自由に心地よく、そして“本気”で遊んでもらうようなイメージ。
その遊んでいる様子がとても楽しそうに思えたら、自分もその輪に加わりたいと思って、ひとは自然と増えてくるであろうから。
今はそうやって、ムーブメントを大きくしていったほうがいいと思うんです。
参照:自分たちの要求を相手にそのまま押し付けない。 | 隠居系男子
最後に
広告がすぐに見破られるようになってきたからこそ、アンコントローラブルな状況に恐れず、本物をつくりだす。
運営側は、そのための土壌を耕すことに徹すること。
「ひとを信じる力」とは、そういうことだと僕は思うんです。
いつもこのブログを読んでくれている方々にとって何かしらの参考になったら幸いです。