このブログではもうお馴染みの堀口さんが更新していた、こちらのインタビュー記事を読みまして。
2012年に著書の中で「iPhoneは7で失速しiPhone8で終わりを迎える」「iPhone Xというハイエンドモデルが登場する」と予言をしていた神田昌典さんへmonographでインタビューをさせていただきました。… #NewsPicks https://t.co/eZGyAxT9sR
— 堀口英剛 #モノマリスト本発売中! (@infoNumber333) 2018年9月18日
本当におもしろい記事なので、このブログの読者のみなさんにもぜひ読んでみて欲しいです。
そして、僕が一番気になった部分はここ。
“今は憧れよりも、親近感が大切ということを理解しているんでしょうね。エッジを立てず、大衆と離れすぎない。それを分かって、あえてダサくの演出をしているのがすごいです。自分の魅せ方が分かっている。”:伝説のマーケター神田昌典氏と考察する、Appleの未来予想図。 https://t.co/IJOY4lagc1
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2018年9月18日
今日はこの話から派生して「親近感をつくり出せるインフルエンサーがこれからは重宝がられる。個人で活躍したいなら、親近感のほうが大切。」というお話を少しだけ書いてみたいと思います。
「親近感」のために、あえてダサくするは難しい。
やっぱり、どれだけ頭で理解していても、ブランドやメーカーさんが「親近感」のために、あえてダサくするという判断をすることってなかなか難しいんですよね。
誰だって、自社の商品のブランドイメージはダサくしたくはないですから。
これまで、「親近感」ではなく「かっこいい」で商品を選んできた昭和生まれの世代がトップの企業であれば、なおさらです。
Appleも、ティム・クックの英断があってできることであり、合議体で成り立っている企業であれば、「親近感のためにダサくする」という判断をすることはまず不可能でしょう。
実際に、ブランドやメーカーさんのPR担当者の方々のお話を聞いていると本当に強くそう思います。
親近感をつくりだせるインフルエンサーを起用して切り抜ける。
だからこそ、親近感を作り出すことが上手なインフルエンサーを引っ張ってくることで、どうにか切り抜けようとする。
そうすれば、あくまでブランドイメージはかっこいいまま保持することができて、親近感を大切にする層にも、そのインフルエンサーというフィルターを通して伝わることで、親近感のあるアイテムだと捉えてもらうことができますからね。
かっこいいインフルエンサーは、それほどシナジーが生まれない。
逆に言うと、かっこいいインフルエンサーって、ブランド側からするとそんなに大きなシナジーが生まれるわけではないんですよ。
極端な話、自社でかっこいいクリエイターを連れてきて、かっこいいコンテンツをつくってしまえばいいから。
だからもし、かっこいい側として個人で活躍したければ、インフルエンサーよりも、クリエイターになったほうがいいと僕は思います。
写真を撮れたり、動画を編集できたり、音楽を作れたり。
そうやって何かしらわかりやすいコンテンツをつくり出すことができると重宝がられます。
ただし、その場合であっても、従来の広告モデルの延長なので「主従関係」も昔と今でそれほど変わらないという点は、留意しておくべきだと思います。
最後に
どうしても個人で活動しようとすると、カッコよさを重視してしまいがち…。
でも、個人で活躍したかったら「カッコよさ」よりも「親近感」をつくり出せるようになったほうがいいと僕は思っています。
そうすることで、結果的にかっこいいブランドから引く手数多になるでしょう。これから更にこの流れは加速してくると思いますよ。
いつもこのブログを読んでくれている方々にとっても、何かしらの参考になれば幸いです。