満員の山手線は、人生を考えるきっかけとなる良い装置。

先日、山梨県の甲府を訪れたときのこと。

五味醤油・五味兄妹のおふたりと、ヒラクさんとお話していて、

ヒラクさんの「なんで地方移住をするひとが増えてきたの?」という質問に対して、

「満員電車に乗るのがイヤだって言うひとは多いですよね。」と僕が答えたら、五味醤油の兄・五味仁さんが何気なくポロッと仰ったんです。

「そう考えると、満員の山手線って、自分の人生をあらためて考えるきっかけになっているわけだから、実は良い装置なのかもしれないね。」と。

なんだか、このセリフがとても強く印象に残っていて。

どうしてこんなに強く印象に残っているのか?

「どうしてこのセリフがこれほどまでに印象に残っているんだろう…?」と、ここ最近ずっと考えていました。

そこで気がついたのは、このセリフには優しさが満ち溢れているからなんだろうなあって。五味さんの人柄がものすごく伝わってくる。

「満員電車」って都会暮らしを批判するときの鉄板じゃないですか。

誰もがネガティブなものとして捉えてしまいがち…。

でも、五味さんは違ったんです。

こんなふうに言われたら、「あー、そっか。ここから卒業しなきゃ」って素直に思える気がするんですよね。

「満員電車なんか乗っているやつはダサい…!」って執拗に煽られたら、逆に意固地になっちゃうはずで…。

どれだけ正論であっても、執拗に煽られたり嘲笑されたりすると、ひとは心を固く閉ざすしてしまうはずなんですよ。

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最後に

そういえば、先日こんなツイートをしたんです。

五味仁さんはまさに、一流のひとでした。

僕もこんな観点を持ち合わせていたいなあと素直に憧れる。

だからこそ、このセリフがずっと頭の中に残っていたんだと思います。

いつもこのブログを読んでくれいている方々にも、今日のお話が何かしらの参考になったら幸いです。

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