他者の言動に違和感を感じたときの対処法。

他者とコミュニケーションしているときに感じた「本当にそうかな…?」と違和感を感じるときってありますよね。

それを放置していると、そのモヤモヤがドンドン肥大化していって、怒りとなってあらわれたり、イライラに変貌して、影で相手の悪口を言ったりするようになってしまう…。

まさに、最近までの自分がそうでした。

参照:怒らなければ、うまくいく。 | 隠居系男子

自分の中にある要素をつぶさに観察してみる。

そこで一つ試してみてもらいたい方法が、その違和感を感じたときに生まれた力のベクトルを、他者ではなくて、自分自身の方向に向けてみること。

具体的には、「なぜいま自分は、彼(彼女)のこの言動に反応してしまったのか…?」それを相手ではなく、自分の中に探しにいってみて欲しいんですよね。

誰かの言動が気になってしまうしまうということは、必ず自分の中にその要素があるからなのだと僕は思っています。

だからこそ、他者の言動ではなく、自分の中にあるその要素の方をつぶさに観察してみることに徹してみて欲しいのです。

そうすると、思いもよらない自分に出会うことができます。

他者の驕り高ぶっている姿を見かけたとき、ひとを見下している姿を見かけたとき、案外、自分の中にもそんな片鱗があるからこそ、過剰に反応していることって往々にしてありますから。

感情じゃなくて、理性で判断できるようになる。

そうやって、矢印を自分の方向に向けて考えられるようになると、感情じゃなくて理性で判断できるようになってきます。

そうなったらあとは「それを受けて、自分がどう振る舞えばいいのか?」を考えればいいだけ。

具体的な対応策を練られるようになるはずです。

「反面教師」との違い。

ここまで読んでくれている方の中には、「『人の振り見て我が振り直せ』や、『反面教師』と同じ話だろ!」と思っている方もいるかも知れません。

確かに、似てはいるのですが、若干それらとも違う気がしていて。

何が違うのかと言えば、「相手の行為じゃなくて、自分の感情に目を向けて欲しい」ということなんですよね。

大切なことなので繰り返しますが、「どうして自分が過剰に反応してしまったのか?」その感情をつぶさに観察するところに意味があるのかなと思っています。

つまり、原因を他者に求めない。自分の中にある“本当の原因”を探ること。

最後に

そうすることによって、他者の言動を許すことができるようになったり、冷静に判断しながら、その他者に対して自然と行動変容を促したりすることができるようになるはずですから。

最近、自分が日々心がけていることなのですが、いつもこのブログを読んでくださっている方々にとっても今日のお話が何かしらの参考になったら幸いです。

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。