自分の中の10年を探せ。

2月のSUSONOのイベントが先日開催されました。

今月のゲストは、文章表現インストラクターの山田ズーニーさん。

このイベント内でお話してくれた内容のひとつが、今日のタイトルにもあるとおり「自分の中の10年を探せ」というお話でした。

この部分がとても刺さったので、今日はこのお話をご紹介しつつ、自分が思うところも少しだけ書き残しておこうと思います。

これからの10年に興味感心を持ちたいものは、あまりおもしろくない。

どうしても、僕らはこれからの10年で興味関心を持ちたいモノ・コトについて、文章を書こうとしてしまいがち。

でもそうすると、自分の中にまだまだ知見が溜まっていないため、テンプレのような文章しか書くことができません。

それはそれで一つのコンテンツとして成立はするけれども、他者が読んでも、自分が読んでも、本当におもしろいと思えるものにはならない。

だからこそ、これからの自分ではなく、これまでの自分の方に目を向けて、自分の中にある10年の中から、問いを見つけ出すことが大切だと。

自分の中の10年を振り返り、本当に伝えたい問いを見つけ出す。

だいぶ僕の意訳が含まれていますが、このお話を聞いて、僕は本当にそのとおりだなあと感じました。

やっぱり自分が日々淡々と考え続けてきたこと、その中からしか人の心を揺さぶるような文章(表現)は生まれてこない。

突然降ってきたように感じる言葉や文章というのも、それは日々の思考の賜物だったりするわけで。

考えている時間がながければ長いほど、ギュッと凝縮されたものが生まれてくるのは間違いないことだと思います。

じゃあどうして、それがわかっていても実行することができないのか?

きっとその10年の中には、伝えたいことと同じぐらい、失敗や傲慢さ、目を背けたくなる過去も同時に潜んでいるからなのでしょうね。

その折り合いのつけ方や、自己開示の仕方がとても難しいんだと思います。

少なくとも僕の場合はそう。

例えば、どうしても自己開示が難しければ、フィクションに落とし込むのも一つの手だと思います。

でも、とにかく大切なことは、自分の中の10年を振り返り、その中から本当に自分が伝えたい問いを探し、見つけ出すこと。

最後に

そう考えてくると、「次の10年、自分は何を持って覚えられたいのか?」も同時に考えていくことも大事だなあと感じました。

参照:ブログやSNSでネガティブなことも書いたっていい。大切なのは「自分は何をもって覚えられたいのか」ということ。 | 隠居系男子

なぜなら、またそれが次の10年後の自分の表現につながっていくはずだから。

いつもこのブログを読んでくださっている方々にとっても、今日の内容が自身の表現について、何かしら考えるきっかけとなったら幸いです。

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。