釣るよりも、釣られろ。

先日、チェコさんがこんなツイートをしてくれました。

これは正直、本当に意識してそうしている部分がありまして。

「あなたの創り出すコンテンツが大好きです、これからも続けてください。」

そんな風に言って回ったほうが、結果的に自分がハッピーになれんじゃないかと思っています。

今日はそんなお話です。

全力で釣られることで、自分の好きなものに囲まれて生きていくことができる。

なぜそう思うのか?

そうすることによって、自分が好きなものがドンドン世の中に増えてきて、自分の好きなものに囲まれて生きていくことができるから、です。

しかも自分の気持ちを相手に伝えれば伝えるほど、自分に「最適化」されていくんですよね。それはきっと、返報性の法則みたいな話で。

参照:次世代を生きる若者が、好きなモノに囲まれた人生を送るための唯一の方法。|鳥井弘文|note

つくり手と受け手の距離感が近づいてきたからこそ可能になったこと。

たぶん、これまでの世の中だったら、そうやって想いを伝えることは難しかったのだと思います。

なぜなら、つくり手と受け手の距離が遠かったから。

物理的な距離感もそうですし、「1:n」の言葉が表しているように、つくり手と受け手が「1:1」でやり取りができなかったから。

でも、今はそうじゃない。

作り手と受け手の距離感が近くなり、マスに向けられたもの以外のものであっても、自分の暮らしを豊かにしてくれるものっていっぱいあります。

たとえば、友人の何気ないTwitterのつぶやきや、noteなどのブログ記事、好きなYouTuberが更新している動画、友達が立ち上げたD2Cブランドなんかもそうかもしれません。

そんな風に、自分の身近なところで自分の暮らしを豊かにしてれるものがドンドン溢れてくるようになりました。

ひとは誰からも感謝されなくなってしまうと、辞めてしまう。

僕は職業柄、これまでいろんな方のお話を聞いてきましたが、ひとが今の仕事を辞める一番の理由って、「誰にも感謝されなくなるから」だと思っていて。

決して、給与(報酬)じゃない。

たとえ、食うに困らないだけの稼ぎがそこで得られていたとしても、誰からも反応がないと辞めてしまいます。

次に反応が得られそうなものに、ゼロからでもチャレンジしてみようってなるんです。

大企業のサラリーマンが、大きな会社の歯車の一部になってしまって「自分は誰のために仕事をしてるのか…?」と疑問を持ち、脱サラして「農家始めます」みたいな感覚にも近い。

逆に言うと、それぐらい人間って強いんですよね、本当は。

より貢献感が得られるもののためであれば、今の生活(日常)でさえも捨てられるんです。

どうすれば、より多くの貢献感を感じてもらえるようになるのか?

だから僕は、このひとが創り出すものが好きだなあと思ったら、

「どうすれば、このひとがより多くの貢献感を感じられるようになって、いつまでも続けていられるようになるのか?」

それを相手の立場にたってみて、目一杯考えて、実行に移すようにしています。

とにかく、全力で釣られにいくわけです。

そのひとがいつまでも続けられるように。

そうやって、いつも釣られてばかりいると、「おっ、いつも自分が釣ってる相手が、今日は珍しく釣り糸を垂らしているじゃないか。なになに、気になる」となって、自分がつくり出すものも自然と観てくれるようになるのかなと。

つくり手と受け手が頻繁にスイッチする時代には、それぐらいがちょうどいいのだと思います。

参照:お客さんの時ほど作り手を喜ばせたい。ローカルにある、東京の未来。 | 隠居系男子

最後に

みんながみんな、釣り糸を垂らしているこんな時代だからこそ、釣られ方のほうに主眼をおいて、自分の信念を持って全力で釣られていきたいなと。僕はそう考えています。

いつもこのブログを読んでくださっている方々にとっても、今日のお話が何かしらの参考になったら幸いです。

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