ブログやウェブメディアでその人にしか書けない一次コンテンツをつくっていれば、読者を奪い合うどころか分け合うことができる。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

もう題名通りの内容なんですが、最近本当にそう思います。

僕が毎日お昼に行っているキュレーションも、他人のブログを紹介しているわけですから、言ってしまえば他社のサービスを自分のフォロワーさん達にオススメしているようなものです。

普通に考えたら、同業他社のサービスを紹介するなんてありえません。

しかし、その人にしか書けない、その専門に特化した一次コンテンツを作っている同士だからこそ、それが可能となってきます。

ネット上の商店街的な発想。

これって、リアルの世界で言うと「商店街」にとても似ているなーと思っています。

お肉屋さんではお肉を売る。野菜を買うときには八百屋さんに行ってもらう。一つでは完結できないけれど、そこでしか売っていないものだから、「あのお店に買いに行ってください!」と堂々と言える。

お客さんを互いに分け合えるし、商店街全体でみればお客さん自身の買い物も完結することができます。

そうやって互いに分け合っているうちに、商店同士の信頼も生まれてお互いの生業も担保しあえるようになっていくのでしょう。

参照:それでも、正直者が得をする社会へ。 | 隠居系男子

2次流通のコンテンツを扱うメディアやブログは、ショッピングモールやスーパーマーケット。

一方で、どこかの焼き直しのようなコンテンツ、いわゆる2次流通的なコンテンツをひっきりなしに出し続けているメディアやブログというのは、ショッピングモールやスーパーマーケットに近いのだと思います。

「全ての買い物をここで終えてくれればいい!」という発想になるので、お客さんを分け合うことができない。PVを稼ぐことが第一義的な目的になり、2次コンテンツでもなんでもいいから、とにかく色々なコンテンツをかき集めてきてPVを稼ぐことが何よりも優先事項になってしまいます。

まさに時間と人の奪い合いです。1回読めばOKというコンテンツ(ニュースリリースやAppleネタなど)も多いわけですから、もちろん読者を分け合うことに積極的になることはできません。

最後に

稼ぐことや儲けるという観点からいえば、ショッピングモール的発想の方が圧倒的優位に立つでしょう。

しかし、更に商品豊富でキレイな大型ショッピングモールが近くにできれば、お客さんはそちらへ簡単に流れてしまいます。

商店街は「街の雰囲気」「集まる人々」というハイコンテクストな部分も共有しているので、簡単に離れていったりはしないはずです。たとえ大きくスケールしないとしても、個がしっかりと際立つそんな商店街的な雰囲気のほうが僕は好きです。

皆さんのブログ運営に何かしらの参考になれば幸いです。

それでは今日はこのへんで。

ではではー!

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