お金も人脈もないからこそ、良いコンテンツを作ることができる。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日、日本橋を歩いていたら某有名女性ファッション誌の撮影をしていました。

外国人モデルを起用して、プロの機材を駆使し、ロケバス的な車も用意されていました。もちろんその車内には高級ブランドの衣装が何着も用意されています。スタッフさんも役割ごとにに何人も携わっていました。

一方、ウェブコンテンツを作っている人たちで、あんな仰々しい撮影をしている人たちは見たことがありません。ウェブ屋にはそんな予算がないから当然です。

でも、最近はそれが良いのではないのかなと思います。その理由について今日は少し書いてみようかなと。

予算がないからこそ、アイディア一本勝負になれる。

「お金がない、道具がない、人脈がない…」これらはどうしてもネガティブな要素として捉えてしまいがちです。その全てが揃っている大手のメディアなんかに勝てるわけがないと…。

しかし、「全部がない!」となってしまえば、もう使えるものは自分の頭しかないわけです。必然的に開き直るしかなくて、ひたすらアイディアを振り絞る事になります。

それで完成したコンテンツは質的な要素が劣っていたとしても、頭を振り絞った生み出したクリエイティブ要素は多分に含まれたコンテンツになります。

最近「大手雑誌がつまらなくなって、小出版の方がおもしろくなってきた!」と言われている原因もここにあるのではないかなと。

地上波の番組でも、「テレ東がおもしろい!と言われるゆえんは、予算がないからだ」というのもよく言われる話で、お金があると良いアイディアは生まれないのでしょう。

だからこそ、頭を振り絞らないといけない環境を逆に楽しべきなのだろうなと。アイディアを考えるために使える“時間”はみんな平等なわけですから。

極限状態まで頭を振り絞ることで、今の人々が求める“何か”が含まれるコンテンツが完成するのだろうなと思います。

「流通」と「広告」のコストが掛からない時代だからこそ。

さらに今は、時代もその後押しをしてくれています。

一昔前では一番お金が掛かったであろう「コンテンツを流通させる」という部分もインターネットのおかげで全て無料です。SNSなどを駆使すれば「広告費用」だって無料です。

高画質の動画も、youtubeにアップロードすれば一人一台持っているスマホで誰もが簡単に再生できてしまう環境になりました。これほどまでに良い時代はないと思います。

もちろんそれを作るために必要になる機材も、プロと同等のクオリティをつくることができるものを個人で安価に購入可能な時代です。取材のための経費も、LCCをつかったり、おしゃれで清潔なゲストハウスを使えばグンと抑えられてしまいます。最低限必要な費用は、クラウドファンディングなどを使えば調達も可能でしょう。

更にダメ押しをするかのように、「ラグジュアリーなものがカッコ悪い!」という社会の風潮もあります。

もう完全にお膳立ては整っているわけです。あとはやるかやらないか。「お金がないとコンテンツは作れない」というのは最早言い訳でしかなくて、お金があったら逆に頭使わなくなってしまう。

「なくてよかった!」と思えるぐらいにならないとダメなのだろうなと。

最後に

そして、こうやって個人やチームで一人ひとりが手作業のように丹精込めて作ったものは、後から見返した時にいつか必ず大きな財産になるはずです。

組織も個人も自然と拡大化していくもの。後からこの成長期を味わいたいと思っても、成熟期に入ってしまえばそれはもう不可能になってくるでしょう。

だったら、今のこのタイミングを思う存分楽しんだ方が良いのだろうなぁと思う今日このごろです。ウェブコンテンツを作りたいと思っている若者にとって、何かしらの参考になれば幸いです。

灯台もと暮らし」もそんなコンテンツで溢れたメディアにしていけるよう頑張ります。

それでは今日はこのへんで。

ではではー!

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