その記事はA面なのか、B面なのか。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

今はCDを買わなくなったので曖昧なんですが、昔のシングルCDには必ずA面とB面がありました。

最近ウェブコンテンツづくりにもこの考え方が当てはまるなと思ったので、今日はそんなことについて少し書いてみようかなと。

A面に対し、色々な意味を含むB面。

A面の曲の攻め方と、B面の曲の攻め方って絶対に違いますよね。A面は真っ向勝負だとしても、B面の曲というのはいろんな意味を含みうる…。

時にはただの埋め合わせかもしれないし、ビジネスのためにつくられた曲なのかもしれない。でも、時にはA面以上にそのアーティストの本音の中の本音ということも大いにあり得るわけです。

A面とは違い、とにかく色々な意味を含みうるB面。でもアルバムにさえ収録されないかもしれない、それがB面の曲です。

A面の共有はできていても、B面の共有はできているか?

メディアを運営する時、個人でもチームでもサイトコンセプトや編集方針を定めることが重要だというのはよく言われる話です。そうじゃないとメディアの軸がブレてしまいますからね。

だから、A面の記事の作り方は徹底的に共有されていきます。

しかし、サイトコンセプトや編集方針がしっかりと定まっていればいるほど、B面としてどんな記事を出していくべきなのかっていうのは、曖昧で共有されていなかったりすることも実は多かったりします。

「A面に付随するコンテンツを作ればいいのだろう」という暗黙の了解に任せてしまい、深く考えたりしないですし、あまり話し合われない部分だったりするわけです。

自分(達)の表現の中で、どんな記事がB面足りうるのか。

仮にウェブメディアのような場合であれば、どんな記事をB面記事として出していくのか、その時にこそ一番チームワークが求められたりします。どれだけサイト哲学や思想部分が、深いところまでチーム内で共有されているかが如実にあらわれます部分ですからね。

全体の表現としてみたときの「緩急」が大切。

「いやいやいや、全部A面の記事を書けばOKじゃん?」と思う方もいるでしょう。

もちろん、全てがA面になりうる記事を書くことが一番望ましいのかもしれません。しかし、そこに緩急がなければ読む側も疲れてしまいますし、すぐに飽きてしまいます。

CDアルバムが全部アップテンポな曲だったら、最後まで聴いていられないのと同じように、緩急は非常に大切です。

そして何よりも、そんなことをやっていたらコンテンツを作っている自分(達)が一番最初に疲弊してしまうはずです。人間の表現とは、それぐらい繊細なものだと思っています。

最後に

ブログでもウェブメディアでも、そこをしっかりと意識しながら書き分けていくことが大切なのでしょう。

例えば、「灯台もと暮らし」で今日更新した以下のコラム。

【今日の一枚】飛べばいいのに、今日も地に足をつけて | 灯台もと暮らし

この記事なんかはもう絶対にA面じゃないけれど、B面としては最高に価値のある記事だと思っています。

さて、皆さんの媒体においてA面とB面とはどんな記事でしょう。ぜひこれをきっかけに考えてみてもらえると嬉しいです。

それでは今日はこのへんで。

ではではー!

スポンサードリンク