質の高い100人の読者を集めることができれば、次のステップに進むことができる。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

最近よく思うのですが、ネットの良くないところは、ネット芸人もネット言論人もネット経済人もネット芸能人も一緒くたにされるところ。

みんなが同じ土俵にあがって、異種格闘技戦の様相を呈してしまう。(それがカオス感を生んでおもしろいっていう意見もあるけれど…)

しかも、その異種格闘技戦の勝敗の決め方が獲得したPV数やシェア数だからもう埒が明かない…。

これは従来の価値観で言えば、何億円も稼いでいる売れっ子芸人が一番存在価値があるみたいな話で、でも実際はそうじゃないっていうことは皆さんも容易に想像できることだと思います。

異種格闘技戦に参戦してしまうと、勝者は一握りの人間に限られてしまう。

そもそも、PVを稼げる記事っていうのは1日に何百本、何千本と生まれるわけではない。読み手の数だって有限ですからね。

一方で、書き手(表現者)の数はドンドン増えてきている。

だから、このPVという指標で勝敗が決まってしまう異種格闘技戦に参戦してしまうと、勝者は一握りの人間に限られてしまって、多数の敗者が生まれる悲惨な状態となってしまいます。

毎日読みに来てくれる100人の読者を集めること。

だからこそ、毎日読みに来てくれる100人の読者を集めることの方が、僕は大切だと思うのです。

昨夜の以下のツイートもそんな趣旨から。

100人という数字であれば、十分に現実味があります。勝者と敗者の関係ではなく、役割分担の問題ですからね。

どれだけ書き手(表現者)が増えたとしても、「ライティングをしたい、情報発信を生業にしたい」っていう人たちが全人口のうち、100人に1人の割合になるっていうことはまずあり得ません。

読者の質を“自分にとって”適切な方向へと変化させていく。

さて、毎日読みに来てくれる読者を100人集める上で、次に意識しなければいけないことは「どんな100人を集めることができれば、自分が貢献したいと思える人たちに対して、貢献できるようになるのか」ということです。

つまり、ただ漠然と100人集めるのではなく、読者の質を“自分にとって”適切な方向へと変化させていく必要があるということです。

たとえば、毎日読みに来てくれる読者100人でも、小学生100人と経営者100人だったら、その次のステップでできることもやっぱり変わってくる。

これは「経営者>小学生」っていう意味じゃないですよ。小学生に喜んでもらえるような冒険小説を書きたいのであれば、経営者100人を集めても仕方なくて、小学生100人を集めたほうがよっぽど次のステップに繋がりやすいのは明白だと思います。

だからこそ、ただ闇雲にインフルエンサーを狙ってPV数ばかりを伸ばすことに躍起になるのではなくて、自分が次に進みたいステップのためには、どんな100人を集める必要があって、読者の質をより高めるためにはどうすればいいのか、そこに全身全霊捧ぐことが大切になってくるのだということです。

最後に

ただ、残念なことに今のGoogle Analyticsのようなウェブ解析ツールだけでは、それが判断できないんですよね。

こればっかりは、読者の方々と直接お会いしてみるしかない。あとはオンラインコミュニティとか、サロン形式でのQ&Aとか、ある程度読者と対話するためのコミュニケーションの手段をオンライン上につくりだして、そこから判断していくしかない。

だからこそ、記事を書いて終わりではなくて、しっかりと読者とコミュニケーションをとってみることが重要なのだと思います。たまにはPCから離れて、読者の方々に会いに行ってみる必要があるのかもしれません。

この記事を読んでくれた方の何かしらの参考になれば幸いです。

それでは今日はこのへんで!

ではではー!

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