「自分の好きなことを好きなように書いて、書き続けること」その真意について。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

「自分の好きなことを書いて、書き続けること。辞めないこと。それが大事。」

今日はいつも「ブログ(ウェブメディア)で読まれるようになる秘訣は何ですか?」みたいな質問されるたびに答え続けている、この言葉の真意について少し自分なりの考えを書いてみようと思います。

遅かれ早かれ”好き勝手書いて誰にも読まれない辛さ”を知る。

自分の好き勝手書いていれば、自然と読者に好まれるような文章を書けるようになります。「えっ?」って思うかもしれませんが、それは間違いないと思っています。

なぜなら、自分の好き勝手に書かせていれば、自然と承認欲求がでてくるから。

遅かれ早かれ“好き勝手書いて誰にも読まれない辛さ”を知ることになる。そうすると自分の方から自然に「人に読まれるようにするためにはどうすればいいのか?」って考えるようになり、試行錯誤を繰り返すようになる。

その工夫によって自然と読まれる文章を書けるようになってくるわけです。

だからこそはやく自分の好き勝手かいた文章を人目に晒して、諦めずに書き続けて、試行錯誤をし続けることができる環境まで行く必要があると思っています。

座学から入るから、わけわかんなくなる。

しかし、みんな自信がないから最初から「読まれる記事を書くにはどうすればいいのか?」みたいな座学から入ってしまう。

「読まれるための5つのポイント!」みたいなものを盲信して書き始めるから、何が大切なのかわけわかんなくなる。

ウェブの世界は成功している人に言われた通りやったからといって、必ずしも結果が出る世界じゃありません。これが正解っていうものがあるわけじゃないからです。

もう少し厳密に言うと、その一瞬は本当に読まれるものを書けるようになるかもしれないけれど、正解が刻々と移り変わっていく世界だから、すぐに陳腐化してそんな知識やノウハウはすぐに使い物にならなくなる。

試行錯誤の繰り返しの方が重要になってくる。

大事なのは、知識ではなくて“知恵”の方。もっというと、失敗から学んで試行錯誤する癖みたいなもの。(あえて癖と書きます)

だったら、同じように結果が出ないとしたら、自分で好き勝手書いた結果、読まれない方が圧倒的にいい。人に教えてもらって実践したことで結果が出ないと、イヤイヤ感が強くなるから。

人に教えられたことを真摯に実践した結果、その結果が出なかった場合に、自分に責任があるとは誰も思いません。だから自分なりに試行錯誤しようともしない。「あいつの教え方が悪いのだ」ということになる。

スポーツや武術のようにある程度修練され尽くしていて、正解が一つに定まっている分野であれば、手取り足取り教えてあげたほうがいいのかもしれません。

でもそうじゃない分野、現在進行形でドンドン正解が移り変わっていく分野だったら、ひとりひとりの試行錯誤の繰り返しの方が圧倒的に重要になってくる。そして、それが功を奏する可能性も非常に高いです。

過去の成功例はあくまで参考事例にすぎない。

もちろん基本的なことを人から学ぶことは大事ですし、教えてあげる必要もあると思います。ウェブ記事だとしても、単純な誤字脱字などは許されません。

だからこそ、今ウェブライター講座的なことをやっている人たちは、みんな同じことを言っています。でもそれ以上の話は強調しない。それ以上は、あくまで自分の試行錯誤の過程でしかないということはわかっているから。それは正解ではなくて、あくまで過去の参考事例にすぎないと。

でも聞いている側からするとそれがたった一つの正解なんだと思ってしまいがち。(厳密に言うと、学びに来ている人たちは他人の参考事例がそのまま正解だと思ってしまう人達が集まりやすい傾向にある)

最後に

自分で改善しながらひたすら書き続けられるような環境をつくってあげることが、上に立つ者として用意してあげるべき環境なのだと思います。

それ以外は、多少残酷かもしれませんが、好きなことを好き勝手書かせまくって、読まれるのも読まれないのも全部自分のせいだと思わせて「悔しいなぁ、なんでだろうなぁ…」っていう葛藤をさせてあげなきゃダメなんだろうなと思います。それはきっと通過儀礼みたいなもの。

そのうち、そんな試行錯誤を繰り返している中で徐々に自分のやり方を発見してくるようになる。自分なりの“型”みたいなものが見つかって、その試行錯誤を繰り返すこと自体が楽しくなってくる。そうなってくると、もううまくいったも同然。

そして、その中で見つけてくる新たな発見は、教える側にとっても新しい発見だったりします。「へぇ、そんなやり方もあるんだ!」って思うような。

だから今大切なのは、教師と生徒や、上司と部下という関係性じゃなくて、いかに同じ方向を向いている同士を増やすことができるのか。そんな環境を作り上げることが大切なのではないでしょうか。

最後は本題とズレてしまいましたが、そんなことを考える今日このごろです。

それでは今日はこのへんで。

ではではー。

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