どうも鳥井（@hirofumi21）です。

今日は昨日の記事の続きです。このインタビューの詳細については、以下の記事の冒頭に書かれているので、そちらを参照ください。

参照：【インタビュー書き起こし】休日のなまものと、進撃の巨人とインターネット。 | 隠居系男子

お互いの酒が、3杯目に突入してきた頃…。

大川　つくね、食べてください。

鳥井　あぁ、ありがとうございます。そういう人達に対して「あきらめないでね」っていうのを伝えたいっていうのはあるかもしれないです。あきらめないというか…

大川　はじめて、愛というか優しさみたいなものを感じましたね。

鳥井　えええ？それにしか溢れてないと思ってるんですけど、個人的には。

大川　ああー、そうなんですか。

鳥井　そうですよ。あれ、僕そんなに冷徹な人間だと思われてます？

大川　えっと。今のところは。今日二ヶ月目ですけど、僕が思ってる今のところは、何かを求めてないんだなと。世界がこんな風に良くなったらいいなとか、求めてないじゃないですか。こういう人がこう動いたとかこう変わったとか、それがプラスとかマイナスとかじゃなくて、それを見るのが楽しいっていう話でしたよね、さっきの。から、何かを求めてるわけじゃないんですよ。「ここが愛にあふれた世界になってくれることを俺は願ってるんだ！」じゃないですよね。そういう意味では、ある意味冷徹だと思って。

鳥井　そうですね、理想主義ではないです、全然。どっちかっていうと現実主義。結構あきらめもあるし。皮肉ってる部分もあるし。でも…

大川　世の中を良くしようとは思ってますよね。

鳥井　そう、思ってます思ってます。それこそ何回も鈴木さん（ジブリ・鈴木敏夫）の話になっちゃって申し訳ないんですけど、鈴木さんの言う「理想を忘れない現実主義」っていうのはごもっともだなと思います。どっちでもない、理想主義でもないし、現実主義でもない、理想を忘れない現実主義。今、自分の気持ちを明確に表してるなと。

大川　それって川上さん（川上量生）もすごいそうじゃないですか。

鳥井　そう思います。あの人も相当いろんな事に対して冷めてるところはあるんですけど、一方でものすごく何かに対して、何かというか、ピュアな部分がありますよね。

大川　そういう意味ではどうしたいっていうのがあるわけですか？鳥井さんの中では。さっきチラっと出たところで言うと、あきらめないで欲しいみたいなものがあると。

鳥井　うーん、なんか、みんなやりたいことやればいいと思うんですよね（笑）。結果的に。

大川　いや、そうだと思います。

鳥井　それを発信しても全然うまく形にならないからこそ、今みんな藻掻いているとは思うんですけど。「誰もが実践すればそうなる」っていうようなノウハウを作り出したい、本当にそうで。

大川　ああー。

鳥井　自分達だけが成功すればいいとは、これぽっちも思ってなくて。偶然が重なりすぎてそうなるんだったら、それは何の意味もないと思ってるので。自分達のたどってきた道を同じようにたどれば、同じようなポジションを築けるかもしれないというような人達が山ほど出てくるってことの方が断然嬉しいと思っていて。でも、難しいっすね。

大川　それは、仕組みをつくることによってみんながやれるようになって、もちろん自分はそれで嬉しいんですけど、なんていうのかな、なんでそれが嬉しいのかと言えば、なぜそこに行ったんですか。

鳥井　なんででしょうねえ…。

大川　やっぱ普通は、まず自分が成功したいじゃないですか。成功という言葉で言っちゃうとちょっと限られた範囲になっちゃいますけど、うまい飯を食いたいし、高い酒を飲みたいし。最近の86世代くらいの起業家って、なんかすごい社会的な意義を気にする、気にするというか意識した事業が多くて。それこそ堀江さんとか藤田さんの世代とはまた全然違くて。ギラギラしてなくて。お金を求めてるわけではないし、ただ世の中のためにやりたいんですみたいな人が多いみたいな文脈で言われることあるじゃないですか。それって本当そうなの？っていうのがあって。今の人達って「高い車、高級外車に乗りたいとか別に思わないし。1000万のフランク・ミュラーの腕時計をつけたいとも思わないし。」みたいなこと言うじゃないですか。みんなそう言ってるんですよ。それこそシモツーとかもそうだし。経済力とかじゃないよねって言ってる、それって、それって本当にみんなそう思ってると思います？っていうのが一個目の問いですね。

鳥井　うーん。僕結構本当だと思ってます。

大川　本当に思ってる。へえー。

鳥井　…っていうのは、健康になりたいですか？

大川　健康になりたいか、僕ですか。僕は全然健康になりたくなかったです、最近までは。

鳥井　最近は健康になりたいですか？

大川　最近は健康になりたいです。

鳥井　それって、…

★★★

この続きは、年内に発売予定の電子書籍版でお楽しみください。

それでは今日はこのへんで。

ではではー！

（書き起こし：木村すらいむ）