佐久間裕美子さんの新刊『ピンヒールははかない』は、男性にこそ読んで欲しい本でした。

先日、『ヒップな生活革命』の著者でもある佐久間裕美子さんの新刊『ピンヒールははかない』を読みました。

今日はこの本読んでみた感想を、少しだけ書き残しておきたいなと。

男性にこそ読んでみて欲しい本。

本書は女性向けのエッセイ本ですが、男性でも十分に読むに値すると思います。

というより、男性にこそ読んでみて欲しいなと思います。

普段ぼくは、女性向けのエッセイ本を読むことはあまり多くはないのですが、この本はインタビュー本に近い印象で、とても読みやすくスッと入ってくる。

前回の『ヒップな生活革命』が好きだった方は、この本も間違いなく好きなタイプの本だと思います。

ただ、男性がこの本を読むと、ズーンとくると思います。

僕もかなりズーンと来てしまいました…。

女性はこの本を読み終えたあと、きっと生きる勇気をもらえるはずです。しかし、男性はきっと悩んでしまう。

こんな女性たちの想いを、男性はどう理解し応援していくべきなのか?と。

また、男性の不甲斐なさ、無力さ、情けなさなども、まざまざと見せつけられてしまい、なんとも言い難い感情を抱いてしまうはずです。

「ただ知ってくれているだけでいい。」

僕自身、読み終えたあと、そんな感情を何日か引きずってしまったのですが、たまたま佐久間裕美子さんにお会いする機会があったので、ご本人に直接そんな感想をぶつけてみました。

そして、合わせて質問もしてみたんです。

「男性にもこの本を読んで欲しいですか?この本を読んだ男性に何を期待しますか?」と。

そうしたら佐久間さんの答えは、とってもシンプルでした。

「ぜひ男性にも読んで欲しい。そして、こんな女性たちがいることを、ただ知ってくれているだけでいい」と。

その答えを聞いた瞬間、なんだかとても心が軽くなった気がしました。

たぶん、今の世の中の急激な変化、リベラリズムの流れの中で、女性に対しての付き合い方や応援の仕方について悩んでしまっている男性も多いはず。

そんな僕らのような男性に、佐久間さんは優しく教えてくれます。

以前このブログで「相手の関心事に関心を寄せる重要性」という記事を書きましたが、今の時代を生きる女性たちのリアルな悩みや葛藤を知りつつ、彼女たちの関心事に関心を寄せられるようになるためには、この本ほど良い教材はないと思います。

参照:相手の関心事に関心を寄せる重要性。 | 隠居系男子

最後に

佐久間さんは、僕が勝手に抱いていた印象の何倍も人懐っこくて柔らかな印象の方でした。

彼女の人柄や話し方に触れたことも、とても救われた気持ちになれた原因のひとつだったんだろうなと。

ぜひ実際にお会いして直接お話を聞いてみて欲しい方です。

ちょうど今夜、佐々木俊尚さん主催の「LIFE MAKERS」で、佐久間さんがゲストのトークイベントが行われる予定です。会場は中目黒。

気になる方には、ぜひ足を運んでみてください。

男性であれ女性であれ、きっとこれからを生きるヒントをもらえるはずです。

[追伸]ヒップな生活革命を読んだ時に僕が書いた書評記事はこちら。
佐久間裕美子著「ヒップな生活革命」を読んで。僕らはもうアメリカの真似をするべきじゃない。 | 隠居系男子

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