WIRED VOL.12『キルラキル』を生み出したアニメ制作会社トリガーの3つの弾痕。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日、以下の記事でもご紹介したWIREDの最新刊。

参照:WIRED編集長のインタビューから考える、今の時代に受け入れられるメディアとは? | 隠居系男子

本特集とは別に掲載されていた、アニメ制作会社トリガーのインタビュー記事で『キルラキル』を生み出すことができた経緯など、非常に示唆に富んでいたので今回取り上げてみようと思います。

トリガーと弾丸(キルラキル)が描く「3つの弾痕」

制作スタイルの多様化、クリエイターの人材不足、業界構造に起因する閉塞感…。日本のアニメーションの現場はいま、そんな課題に侵食されつつある。その流れに抗うがごとく立ち上がった製作会社がトリガーだ。

こんな一文から始まる今回のインタビュー。たった1ページだけの短い記事なんですが、そこには僕ら新興ウェブメディアが学ぶべきことが多く書かれていました。

特に、「トリガーと弾丸(キルラキル)が描く3つの弾痕」という部分が非常に興味深かったので、そのまま引用してみようと思います。

マーケットを意識しない

アニメの制作現場は過酷になりがちで、スタッフが乗り気でない企画は土壇場で失速しかねない。だから敢えて市場を見ず、身内に「何をやりたいか」徹底してヒアリングする。

ブレーキを踏まない

土壇場で修正の要望が生じた場合、スケジュールさえ間に合うならゴーサインを出し、予算超過には目をつむる。悔いを残さずやりきった手応えは、スタッフの自信になる。

技術にこだわらない

アニメは手書きかCGか。会社としてワークフローを固定化すると、その様式に則した企画しかできなくなる。作品ごと、あるいはシーンごとの選択して柔軟に考える。

ビジネスや収益性を越えて、“日本らしい”作品を創り出すために常に肝に銘じておきたい3箇条です。

日本のアニメ製作会社から学ぶ。

先日「荻上チキ Session-22」に、老舗アニメ制作会社「ぴえろ」の代表・布川郁司さんが出演していて、以下の書籍をもとに同じようなお話をしていました。

参照:2014年06月17日(火)布川郁司「スタジオぴえろ」Session袋とじ – 荻上チキ・Session-22

実は日本のアニメ製作会社の在り方というのは、これからの時代のメディア運営において、非常に学ぶものがあると思っています。

それこそ、アニメ制作会社の”狂気”とかなり近いものがあると思うんですよね、あまりうまく言えませんが…。

「ビジネス的・経営論的には間違っているかもしれないけれど、その間違いを犯さなければ絶対に生み出せないものがある。」

そんなことを僕はスタジオジブリをはじめ、日本のアニメ製作会社から学ばせてもらっているのかもしれません…。

最後に

日本のアニメ制作会社について、これから更に勉強していこうと思います。何かオススメの書籍などがあれば、ぜひ教えて下さい。

それでは今日はこのへんで!

ではではー。

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