どうも鳥井(@hirofumi21)です。
ブログ「Chikirinの日記」を運営しているちきりん(@InsideCHIKIRIN)さんのつぶやきをまとめた書籍「多眼思考」を読みました。
書籍の内容はつぶやきだけ。さくさく読み進める事ができるので移動時間などに読んでいると、いつの間にか読み終えてしまうライトな本です。
今日は、読みながら自分が無意識にハイライトしてしまったつぶやきの中から、20個厳選してご紹介してみようと思います。
ちきりんさんのつぶやき20選
ちきりん @InsideCHIKIRIN こういう「死ぬ時に備えて生きてる時にどーこーしろ」とか「老後のために若い頃に頑張れ」とか、“楽しみを先送りして今は我慢しろ系”の思考は法律で禁止すべきだと思うくらいたちが悪い。Twitter
こびないこと。憧れないこと。うらやましがらないこと。「すごい」と言われたら「やばい」と思うこと。誇りをもつこと。小さな池で満足しないこと。楽観的に考えること。一足飛びにすべてを手に入れようとしないこと。自分の器を広げること。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2011, 6月 29
「もっている」のにチャレンジしつづけるには、早め早めに「捨てる」経験をしておくことが必要。自分が今もっている最大の強みを捨てる、という経験を20代からしておくべき。早い内に体験しておかないと、怖くて(もったいなくて)できなくなる。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2011, 6月 29
あと、自分のことを「すごい!」と思ってくれる人達の中に数年以上いるとアウトだよね。気持ちよくはすごせるけれど、終わっちゃう。若い時期にそんな環境にいる人はちゃんと自分で飛び出したほうがいい。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2011, 6月 29
今、5分かけて話したことは、いったい何時間かけて考えたことなのか? ってのが、話してておもしろい人とそうじゃない人の差だよね。5分考えたことを5分話す人と、100時間考えたことを5分話す人がいるんだもん。おもしろさが違ってあたりまえ。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2013, 4月 7
ものすごく魅力的な人を見つけたとき、「なんとかこの人と会える方法はないか?」と考える人と、「いつか、こんな人に会いたいと思ってもらえる自分になりたい」と考える人がいる。前者はメディア業界に就職し、後者は自分で何かを始める。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2013, 10月 15
勝負してる人って「負け」に慣れてるし、負けるってつまり、「自分より強い人と勝負できて、オレ超ラッキーじゃん」とか考えてるんだよね。 会社員って、「負け=人生の終わり」みたいな、なんじゃそれな人が多い。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2013, 10月 9
いじめに「みんなやってるから」で参加する人は、「僕が投げたのは小石一個だけだよ」とか思ってる。でも、被害者には10万人から10万個の小石が投げつけられてる。「ちょっと悪口言ったら、すぐにブロックされた」とか言ってる人も同じ。相手の立場を想像する力が無い。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2014, 8月 7
古い民家を改装して都会の若い人が移り住むとか、さびれた商店街や島がいろんな工夫で再生するというのは素晴らしいと思うけど、そんな局所的な成功例で「日本のすべての自治体が存続できる」と考えるのは幻想。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2014, 5月 9
世の中には「難しいことには価値がある」と思い込んでる妙な人がいますが、違うでしょ。「簡単で楽しいこと」が一番いいに決まってるじゃん。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2013, 6月 23
「できるだけいろんな人とつきあって世界を広げたい」とか考えてる人ってほんとーに尊敬する。あたしは一緒にいて楽しい人だけとつきあって生きていきたい。世界なんて狭くて全く問題ないっす。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2013, 11月 24
あたしには、仕事に関して「この仕事じゃなければ絶対に幸せになれない」みたいなこだわりは無いんだよね。なんでも結構おもしろいもん。 一方、生活スタイルに関しては「こういう生活がしたい!」というかなり具体的なイメージがある。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2014, 7月 20
みんな「どうやって価格を下げるか」ばかり考えすぎ。考えるべきは「どうやったら高くても売れるか」だよ。コスト削減ばっかりやってて楽しいかな。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2013, 11月 18
マーケティング、というか、「売る工夫」は大好きだけど、同時に「そんなもんどーでもいい」とも思ってる。価値のないものが工夫で売れたりはしない。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2012, 1月 8
今日書いた、「バランスなんてとってるとおもしろくない」ってのは、人だけじゃなくて企業も同じなんだよね。「すべての人に満足してもらえる商品」とか作ってると、めっちゃおもしろくない商品になる。尖った商品、偏った特徴のモノにみんな惹かれる。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2014, 6月 4
愛国っていうのは、自分の国が他国より優れている!という気持ちじゃなくて、自分の国がいい国だと誇りに思えること。気に入らない国にすぐに爆弾落とす国とか、何かというと暴動して関係ない店を壊す国とか、今の日本がそういう国でないことを心から誇りに思うでごじゃる。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2012, 9月 19
20年前にアジアに行くと、シャープやソニーやキヤノンやトヨタの看板が溢れてたけど、今はほんとに少なくなった。代わりにキティちゃんや漫画や寿司やダイソーやセブンイレブンや(そして最近はLINEのキャラクターまでが)あちこちにあって、「日本って国は、すごく変わったんだな」と痛感する。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2014, 2月 13
あと、「孤独」をきちんと知っておくことは大事だよ。その時、自分がどういう気持ちになるのか、どれくらいつらいのか(つらくないのか)、そういうことを知って、いつでも向き合えるようになっておいたほうがいい。よほど強い人以外は。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2011, 11月 20
まさか教育関係者まで、パソコンが使えなくてもスマホが使えれば良いと思ってるんじゃないでしょうね? 情報の消費端末と、情報産業を創っていくマシンの違いがわかってないようではお話にならないのだけど。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2014, 9月 21
早めに引退したい人が心がけるべきことは、1)無駄なものを買わない(家とか保険とか)、2)生産性を上げる(効率よく稼ぐ)ことです。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2014, 5月 3
最後に
今回は完全に自分の為だけにまとめました。それでも、自分と同じような境遇にいる方には刺さるつぶやきが多かったのではないでしょうか。
「20個はだいぶ多いなー」と思いつつ、これでも厳選するのにかなり時間がかかりました。それぐらい本書には気付きを与えてくれるつぶやきばかりが並んでいます。
ちなみに、僕がちきりんさんのエントリの中で一番気に入っているのは、最後のつぶやきに関連したこのエントリ。
「生産性の概念の欠如」がたぶんもっとも深刻 – Chikirinの日記
合わせて「「Chikirinの日記」の育て方」もぜひ読んでみて欲しい書籍です。ブログ運営している方は必読だと思いますよ。
参照:ちきりんの成功要因は「まだ全然本気出してないけど…?」 | 隠居系男子
そういえば、以下の記事もちきりんさんのつぶやきをきっかけにして書いた記事だった。こちらも合わせてどうぞ。
「考える時間」と「デフラグの時間」から本当の個性は生まれる。 | 隠居系男子
それでは今日はこのへんで。
ではではー!