どうも鳥井(@hirofumi21)です。
先日発売された「HOUYHNHNM Unplugged」を読みました。
ウェブマガジン「HOUYHNHNM(フイナム)」が初めて出版した、紙の雑誌です。詳しくは以下の記事を読んでみてください。
参考:フイナム(HOUYHNHNM)がウェブマガジンから雑誌に?来春予定 | Fashionsnap.com
紙の雑誌でも踏襲された特集「Shopping Addict」
フィナムはRSSに登録していて、いつもザーッと全ての記事に目を通しています。特に「Shopping Addict」という特集が好きで、これは更新されるたびに毎回欠かさず読むようにしています。
今回の紙版でも、この「Shopping Addict」は踏襲されていて、冒頭からこの特集でした。
・・・がしかし、最初それに全く気付かなかったんです。フツーにサラッとめくってしまって、途中から「あ、これ『Shopping Addict』だ!」って気付いた感じ。そして、気付いた後もあまり深く読む気にはなれず…。
これが自分にとって、あまりにも衝撃的でした。
Web版であれだけしっかりと読み込んでいる特集にも関わらず、紙になった瞬間にまったく読まなかったという。
ウェブ特有の「人気(ひとけ)」が原因?
じゃあ、なぜ僕はこの特集を読まなかったのか?
そもそも、僕がウェブ版でこの特集が好きな理由について考えてみると、やっぱりウェブ特有の人気(ひとけ)があるからなんだろうなぁと。
紹介されている商品というより、編集部の人たちのコメントのほうに興味がある。これはウェブならではの感覚なんだと思います。
確かに思い返してみれば、紙の雑誌で「編集部のひとたち」を意識して読んだことなんてほとんどありません。
有名な老舗雑誌になればなるほど、背後にいる編集部のことを意識して読まない。せいぜい編集長どまりです。
「実はこの雑誌、編集長がネタの良し悪しだけ判断して、あとはAIが記事を作成しているんですよー!」って言われても、「あーそうなんだ。」全く違和感なく受け入れてしまうでしょう。
ウェブの方が「じっくりと読む」という現象。
「紙の雑誌」というフォーマットに乗っかった瞬間、いつも雑誌をめくるような感覚で読み始めてしまったので、フィナムのウェブ版の時のように「読みたい!」と思えなかったのでしょう。
一般的に、紙の方が「人のぬくもりが〜」とか「じっくりと読む」と言われていますが、ウェブのほうがよっぽどリアルで生々しいし、その背後にいる人達のことも意識して読み込んでしまう。
そこには、ウェブというフォーマットの特性があり、ダイレクトに読み手と作り手が繋がっているっていう感覚があるからなのかもしれません。
このあたりの話は書き始めてしまうと長くなってしまうので、また別の機会にゆっくり考えてみようと思います。
最後に
今日は自分の備忘録として、この衝撃を書き残しておきたかったです。
「Unplugged」という雑誌全体を通しての感想は、良い意味で開き直っている感じがして、とっても好感が持ててよかったです。
最近ではこの流れを嘲笑するような人たちも目につくようになってきましたが、こっちのほうがよっぽど健全だなぁと思いました。
他の特集も含め、全体の雰囲気をみる限り「ウェブマガジン→紙の雑誌」という流れは、今後も増えてくる可能性は十分にあるだろうなぁという印象でした。
気になる方は、ぜひ手にとって読んでみてください。
それでは今日はこのへんで。
ではではー。