お盆の真っ最中、みなさんいかがお過ごしですか、どうも鳥井(@hirofumi21)です。
どこに行ってもクソ混んでいるこの時期に、僕は東京スカイツリーに行って来ました。もう完全に自殺行為ではありますが、「この時期どこに行っても混んでいるなら、いっそ一番混んでいるところ行ってみればいいんじゃね?」っていうことで、日本にいる間に一度は行っておきたかった都内の新名所「東京スカイツリー」に行くことに決定!
率直な感想は、題名にもありますが、予想以上に良いところでした!日本人にとっては!
何故日本人限定なのかは後半しっかり説明することにして、まずは東京スカイツリーのご説明から!
東京スカイツリーの概要
まず、東京スカイツリーとはなんぞや!?っていう人はいないと思いますが、一応wikiの解説はこちら。
公式HPはこちら。
東京スカイツリーは、大きく分けて4つの見所があります。
- 東京スカイツリー展望台
- 東京ソラマチ(ショッピングモール)
- コニカミノルタプラネタリウム天空
- すみだ水族館
そしてこれらを総称して、東京スカイツリータウンと呼ぶそうです。
ディズニーランド・ディズニーシー・オフィシャルホテルを総称して東京ディズニーリゾートと呼ぶのと同じ関係ですね。笑
この見所の中で、僕が行けたのは、ソラマチとコニカミノルタプラネタリウム!
プラネタリウムはなんと、しょこたん!!
「しょこたんのワンダー宇宙」 – プラネタリウム“天空” | コニカミノルタ
他にも最近のプラネタリウムは、『ワンピース』や『銀河鉄道の夜』など演目も洒落てます。
ただ、快適すぎる椅子とアロマの香り、ドーム内の暗さのおかげで、半分以上は爆睡してしまいましたが・・笑
あ、展望台は最初から無理だと諦めていたので行ってません。笑
東京スカイツリータウンに対するイメージ
さて、この東京スカイツリー、開業したのが2012年の5月です。
僕はちょうどその頃、中国の日系ITベンチャー企業で日本の某食品メーカーの微博(中国版Twitter)のマーケティング担当をしていたので、中国人へ向けてその企業をPRするために、このスカイツリー関連の動向もチェックしていました。
海外からスカイツリーの情報を追いかけていると「今までにない新しいことをやっているなー!」という印象とともに、日本独特のゆるキャラだったり、中途半端なイベントだったりで、ちょっとズレてるんじゃないかなーと思わされることもしばしば…。
さらに、中国株投資で有名なカテキンさんも以前こんな記事も書いていたので、これを読んでスカイツリーに対する不信感は募る一方でした・・・。
せかい一のスカイツリーにのぼってかんじたこと。 | カテキンの中国株日記
実際に訪れた現地の印象
今までの日本のショッピングモールや観光地にはなかった雰囲気で、ソラマチの全体も半日では回り切れないほど広く、純粋に楽しめました!
日本人が喜びそうな日本の文化や趣向を織り交ぜた商品なども多く、これであれば日本の地方から来ている観光客は非常に楽しめるだろうなと。
ただ行った日が悪かったのか、お客さんの殆どが日本人で外国人はかなり少なかったイメージ。特にもっといると思っていた韓国人と中国人が全然いませんでした。
アジアの商業施設と比較して
ただ・・・
テナントひとつひとつが少し狭い印象。そして通路もあまり広くはありません。
中国・東南アジアなどの似たような商業施設に慣れてしまっているため、余計に小じんまりとした印象を受けました。
その点、ところどころに座って軽く休める休憩スペースが点在していたのは好印象でしたが。
そして・・・
客単価も非常に低いだろーなと。
ぶっちゃけ、お金がなくても全然楽しめてしまいます!
ほとんどのテナントが、雑貨やお土産、食品がメインなので、1〜2回食事して、おみやげを適当に買っても、多分一人あたり使う金額は1万円超えないでしょう。
同じような高層タワーの下のショッピングモールといえば、シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズやマレーシアのツインタワーが思い浮かびますが、あの辺りのショッピングモールとは似ても似つきません。
まず、東京スカイツリータウンの場合はハイブランドがゼロ。
唯一あるとすれば、BAO BAO ISSEY MIYAKEがありましたが、アレだけ人がいる中で嘘でしょ!?っていうくらい人が入っておらず、完全に閑古鳥が鳴いていました・・・。
そこそこ単価が高いはずアパレル系も、日本のセレクトショップがメイン。
もちろんセレクトショップと言いつつ、海外コレクションの流行を日本人サイズに落とし込んだ完全日本人向けのオリジナルラインをひたすら置いている感じのところです。
この辺りをみてみても、海外観光客にお金を落としていってもらおうなんて全く考えていないんだなーっていうのはわかります。
また、単価が高い家電のショップもありません。SONYやPanasonicのショールーム的なのがここならあってもいいはずなのに、それもなし。
その割には、食品サンプル専門店や、祇園辻利とかも出店させていて、外国人にも媚びようとしている素振りはみせる…。
本当に外国人観光客のニーズを捉えた観光地はまだ!?
今、日本の観光地で一番新しく一番花型の観光客誘致の場所は間違いなくこの東京スカイツリーだと思います。
そのスカイツリーがどういった観光客を取り込みたいのか、ぶっっちゃけ、地方からやってくる日本人観光客に媚びたいのか、海外観光客に媚びたいのか、その辺が全く伝わって来ませんでした。
いや、どちらかといえば日本人に喜ばれたい!という気持ちの方が強いんでしょう。
しかし、今後日本が観光に力をいれていくのであれば、外国人観光客を取り入れていかなければいけない事は明白だと思います。
確かに今までにない洗練されたおしゃれな空間で、垢抜けたモダンなデザインが多く、日本人にはめちゃくちゃ快適なスカイツリータウンでしたが、ここを訪れてみてもやっぱり「日本は外国人観光客をちゃんと顧客として捉えていないんだなー。」ということを改めて認識させられました。
このスカイツリータウン、日本らしくて好きだし、日本人だからすごく楽しかったけど、やはりこれは日本の観光地としての答えじゃないと思います。
以前、京都観光に行った際に書いた以下の記事
ここにも書きましたが、どこかの地方都市で本当に外国人観光客のニーズを捉えて、それに積極的に答えていけば、今ならまだ京都や東京を超える観光地になれるはずです!
一刻もはやくそのような地方観光都市が日本から生まれることを祈るばかり。
それでは今日はこのへんで!
ではではー!
鳥井弘文