月別アーカイブ: 2014年7月

時間を守るという最低限のルールを守れなければ、「その次の次」へは進めない。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日このブログで、約束を守る事の重要性について書きました。

参照:若者へ。静かに約束し、静かに守り続けるということ。 | 隠居系男子

今回は、時間を守ることの重要性についてもう少し詳しく書いてみようと思います。

何度もご紹介してきた高城剛さんのメルマガで、非常にハッっとさせられるQ&Aが掲載されていたので、それを今回ご紹介してみようと思います。 続きを読む

好きなことを好きなようにやって、その先にあるもの。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

このブログでは「自分が本当に好きだと思えるものに取り組む重要性」について繰り返し書いてきました。

時代の流れもあり、この1年で自分の好きなことに取り組み始めた人もかなり増えてきたと思います。副業としてその一歩踏み出したり本業に鞍替えしたりと、そのカタチも様々です。

さて、そうやって自分の好きなことを始めた人々を見ていると「真剣に取り組んでいて素敵だなぁ」と思わされる時もあれば、ただ好き勝手やっていて「なんかアレは違う…」と疑問に感じてしまう時もしばしば…。

果たしてその違いはどこから生まれてくるのでしょうか。今日はそんな事について少し考えてみようと思います。 続きを読む

新しい時代を切り開くとき、同業者からの批判は勲章になる。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

MATCHAの編集メンバーである@takurokomaさんに勧められて、『ミニコミ2.0 ミニ・コミュニケーションとメディアの行方』という本を読みました。

2011年に出版された少し古め本なのですが、これがとっても面白い!メディアを運営する上で参考になるお話だらけです。

今日は、その中でも特に印象に残ったTechWave創業者・湯川鶴章さんへのインタビュー部分をご紹介してみようと思います。 続きを読む

「残す、守る」ではなく「活用する」という発想。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日、「荻上チキ・Session-22」を聴いていたら、個人的に目からウロコが落ちる発想が語られていました。それが題名にもある通り「残す、守る」ではなく「活用する」ということ。

いま自分たちが取り組んでいることと非常に近いお話だったので、今回ご紹介してみようと思います。 続きを読む

日本人の日常の延長線上にある“ハレの日”を楽しむ外国人たち。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

昨日は隅田川花火大会。せっかく浅草に引っ越してきたので、軽い視察も兼ねて浅草・蔵前周辺を散策してみました。

その中で一番驚いたのは外国人の数。なぜ彼らは日本のお祭りに参加するのか?日本人の日常の延長線上にある“ハレの日”を楽しむ外国人の行動について、今日は少し書いてみようと思います。 続きを読む

Nui.の動画から考える、今求められている旅のスタイルとは。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

昨日、六本木ヒルズ内にあるGoogleオフィスで「COOL JAPAN on Google+ セミナー」が行われました。

インバウンドや海外発信に力を入れている企業・団体が10分程でそれぞれの取組みを紹介していく形式のイベント。登壇したのは以下の企業・団体です。

・100 Tokyo(経済産業省 / 株式会社CINRA)[訪日外国人向けウェブメディア]
・MATCHA( Sen Inc. )[訪日外国人向けウェブマガジン]
・IS JAPAN COOL ?(全日本空輸)[ANAの訪日需要喚起を目的とした特設サイト]
・Nui. Hostel & Bar Lounge(Backpackers’s Japan)[ゲストハウス&バーラウンジ]
・PARCO(パルコ)[商業施設開発・運営]
・Billingirl 英会話 吉田ちか [YouTuber・動画クリエイター]
・Discover Japan(枻出版社)[日本の魅力を再発見するカルチャー誌 ]
・Google マップ / ストリートビュー
・Google マイ ビジネス
・COOL JAPAN on Google+ / Google+

今回のセミナーで面白かったのは、ほぼすべての企業・団体が自分たちの活動を動画で伝えていたことです。

その中でもうまく動画を使っていたのがゲストハウス「Nui. Hostel & Bar Lounge」。今回はその動画をご紹介しつつ、今の旅のスタイルについて少し考えてみようと思います。 続きを読む

バガボンド37巻を読んで思うこと。

バガボンド(37) (モーニング KC)

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

バガボンド37巻を読みました。

(36巻の感想はこちら。→ 井上雄彦『バガボンド』36巻「耕す」ということ。 | 隠居系男子

その単行本の最後に書かれていた言葉がとてもよかったです。

書きたいことが全然まとまっていないのですが、まとまらない感情をそのまま書いてみるのもたまにはいいかなと思うので、今日は思い浮かぶままに書いてみようと思います。 続きを読む

読者のリテラシーを信頼するということ。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

最近よく「読者のリテラシー」という話をします。

何かコンテンツを作るとき、読者のリテラシーに頼らないと説明だらけの記事になっていまい、つまらないモノになってしまう。しかし、それに頼りすぎて読者が誤読してしまっては元も子もない…。

だとすれば、作り手側は何を意識してコンテンツを作っていくべきなのでしょうか。そんなことについて今日は少し書いてみようと思います。 続きを読む

柳井正「規模が小さければ、趣味ですよ。」振り切ることの重要性。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

MATCHAのメンバーから薦めてもらって『「好き嫌い」と経営』という本を今読んでいます。

まだ全て読み終わっていないのですが、UNIQLOの柳井正さんの言葉がとても印象的で、今の若い世代にも広く知ってほしいと思ったので今回ご紹介してみようと思います。 続きを読む

ウェブで求められているのは、リアルで生々しいもの。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

ウェブ上のコンテンツを作っていると、作り手側からよく聞こえてくる不満として「プロの文章、プロの写真、プロの動画のクオリティで見せられたら、もっとみてもらえるのに…。」というのがあります。

「今のウェブ上にあるものは総じてクオリティが低くて、この程度のレベルでしか提供されていないから読者は仕方なくコレを見ているだけで、本当に受け手が求めているものはもっとハイクオリティなものなのだ!」という主張です。

でも本当にそうなのでしょうか?それはきっと幻想でしかないと僕は思っています。

実際に今ウェブ上で読まれているコンテンツが、今ウェブ上で一番求められているものなんです。それはきっと、酷くリアルで生々しいもの。今日はそんなことについて少し書いてみようと思います。 続きを読む

ブログとインナーブランディングの関係性。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

今週1周間はMATCHAメンバーに向けた記事を多く書きました。これが功を奏したのか、明らかに自分の意図を汲んで動き始めてくれるメンバーも増えました。

「社内に向けた内容でも多くの人が読めるように抽象化して、ブログという不特定多数の人が読める場で書く。」

そうすることによって得られる効果について今日は書いてみようと思います。後半では、そんなインナーブランディングが上手な経営者ブロガーの方もご紹介します。 続きを読む

若者へ。静かに約束し、静かに守り続けるということ。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日、このブログでご紹介した大坊珈琲店。

参照:BRUTUS喫茶店特集「大坊珈琲店」に学ぶ、誰かの印象に残る方法。 | 隠居系男子

「ほぼ日」でも大坊珈琲店の特集が始まり、まだ第2回までしか公開されていないのですが、非常に響く言葉があったので今回ご紹介しておきたいと思います。 続きを読む

優秀な人ほど陥りやすい間違ったタスク管理の方法。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

さて、今日は久しぶりにタスク管理のお話。

優秀なひとほど陥りやすい間違ったタスク管理について書いてみようと思います。

もしあなたが周りの人から「優秀ですね!」と言われる機会が多いのであれば、この誤った方法を実践している可能性が高いので、優秀な人ほどぜひ読んでいってみてください。 続きを読む

劇団RINGOAMEのドキュメンタリーにみる、地方の魅力発信の新たな可能性。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

またまたりんご飴 [ringo-a.me]がやってくれました。

ぜひ、このブログを読んでくださっている方にも見て欲しい動画が公開されていたので、今回ご紹介しておきます。

(ringo-a.meって?という方はまずはこちらの記事をどうぞ。→大好きな人が撮っている写真も面白い!「りんご飴×美女」りんご飴[ringo-a.me] | 隠居系男子続きを読む

メディアを通して伝えたいことが「欲望」なのか「真実」なのか。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

人に何かを伝えるとき、真実をもとにその考察を伝えたいのか、欲望や趣味趣向をただ伝えたいだけなのかということは、常に意識するべきことだと思っています。

新興メディアであれば、その本質が「ジャーナリズムか否か」という事をまずは考えるべきなのでしょう。この前提を意識した上で、メディアの方向性を考えていかなければメディアの方針を決めることができないからです。

以前もご紹介した『メディアの苦悩~28人の証言』という本の中で、東浩紀さんがこのことについて非常にわかりやすく解説していたので、それをご紹介しつつ、「MATCHA」を例にメディアの性質について考えてみようと思います。 続きを読む

なぜ大企業はインバウンド観光メディアを作らないのか?再現性の低いメディアを作り上げる重要性。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

昨年、訪日外国人観光客の数が1000万人突破したことや、2020年に東京オリンピックの開催が決定したことで、「インバウンド観光」は今とても注目を集めている分野です。

しかし、大手IT企業や旅行会社などは、訪日インバウンド観光ウェブメディアをはじめる気配がありません。

それはなぜなのか?今回はその理由を探りつつ、その上で自分たちが作り上げていくべきインバウンド観光ウェブメディアの在り方を探ってみようと思います。 続きを読む

グローバル都市が「主」で地方が「従」という関係性が変わっていけば、チープな地域振興はなくなっていく。

藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかた

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

昨日の記事に引き続き、藻谷浩介著『しなやかな日本列島のつくりかた』を読んで、自分なりに思ったことを書いていこうと思います。

参照:「入込数」を重視する日本の観光地と「PV数」を重視するブログの相似点。 | 隠居系男子

今、日本の至るところで持て囃されている「ゆるキャラ」「B級グルメ」などのチープな地域振興について、なぜ持て囃されてしまうかという原因を探りつつ、その打開策を少しだけ考えてみます。 続きを読む

「入込数」を重視する日本の観光地と「PV数」を重視するブログの相似点。

藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかた

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日、@nosumaruさんに薦めてもらい藻谷浩介さんの新刊『しなやかな日本列島のつくりかた』という本を読みました。

藻谷浩介さんは『デフレの正体』や『里山資本主義』などを書かれた方で、このブログでも以前『里山資本主義』の方を取り上げました。

参照:地に足の着いた人々から新しい文化は生まれていく。を伝えたい。 | 隠居系男子

今回の新刊は、今の日本の課題をその道のプロフェッショナルの方々と各章ごとに対談する形式で、「商店街・限界集落・観光地・農業・医療・赤字鉄道・ユーカリが丘」をテーマに掲げられています。

今日はこの中でも特に気になった「観光地」について。

日本のどの観光地でも重要視されている「入込数(宿泊・日帰りをしない単純な来訪者数)」。この数字が、ブログやウェブメディア界隈で語られている「PV数」と非常に似通っている部分があると思ったので、その話と絡めつつ今日はご紹介してみます。 続きを読む

日本の良さを全世界へ同時に届けていく上で大切な事は、外国人に迎合しないこと。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

世界へ向けて日本の情報を発信していくメディアを運営していると、各国へ向けてのローカライズの度合いが度々問題になります。

「中国人が求めているのはこんな情報だ。」「いや、アメリカ人はこれ!」「でも、東南アジアはそうじゃない!」などなど、一体どこの国の人々へ向けて届けていくのが正しいのか、わからなくなってしまう状態。

日本を海外に届けていく方法というのは、僕は2種類あると思っています。一つは、1国に対して徹底的にローカライズさせていくこと、そしてもう一つは全世界に対して同時に届けていくことです。

中国で働いた経験をもとに、全世界に同時に届けていく場合には一体どうやって届けていけばいいのか。そんなことについて今日は書いてみようと思います。 続きを読む

日本の編集者は、LINEを多用して“雑談”をするべきだというお話。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

「MATCHA – 訪日外国人観光客向けWebマガジン」では、連絡ツールとしてLINEを活用しています。

参照:LINEをビジネス用途で使うとヤバい捗る。ただし、社会問題になるのもきっと時間の問題。 | 隠居系男子

インバウンド観光メディア「MATCHA」の組織、運営について | Hibilog

もちろん、MATCHAのメンバー内だけではなく、編集者とライターさんがやりとりする時も全てLINEを使っています。

このやり方を半年間ぐらい続けてみて、わかったことがあります。それは、日本の編集者はもっとLINEを使ってみるべきだということ。

なぜなら、編集者とライターさんはもっと「雑談」するべきだからです。今日はそんなことについて書いてみようと思います。 続きを読む

たった2時間と1,500円で得られる絶大なる信頼。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

たった2時間と1,500円を投資するだけで絶大なる信頼関係を築ける方法があると思っています。

それが「人からオススメしてもらった本を読む」ということ。

誰かが言っているのを聞いて、もうかれこれ5年以上常に意識していることです。相手から自分に寄せられる信頼もありますし、もちろん自分から相手に寄せる信頼もしかりです。

その両方において、時間的コスト、金銭的コストでこれほどまでに費用対効果の良い投資はないと思うので、今日はそのことについて少しまとめておこうと思います。 続きを読む

日本酒の流行と、美味しい日本酒の選び方。

わかりやすい日本酒
どうも鳥井(@hirofumi21)です。

昨日、渋谷ヒカリエで行われた「d SCHOOL わかりやすい日本酒」というイベントに@yoshnorさんと一緒に参加してきました。

講師に山口県下関市の酒屋「まえつる」店主・前鶴健蔵さんをお招きして、日本酒に合うお料理と一緒に、日本酒4種類と発泡日本酒2種類を飲み比べるといった内容。

結論から言うと参加して本当に良かったです!とっても良いイベントでした。

今回はその中でも特に印象に残ったお話、「日本酒の流行」と「日本酒の選び方」について書き残しておこうと思います。

画像引用元:d SCHOOL わかりやすい日本酒 – D&DEPARTMENT 続きを読む

歴史は往々にして韻を踏む。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

僕がずっと大切にしてきている言葉があります。

それが「歴史は往々にして韻を踏む。」という言葉。

もともとは、『トムソーヤの冒険』の著者マーク・トウェインが言った「歴史は同じようには繰り返さないが、韻を踏む。(The past does not repeat itself, but it rhymes.)」だそうですが、誰かがこう言っているのを耳にして以来、こっちのほうが個人的に気に入っています。

今回は、この言葉の意味するところを明確にしつつ、なぜ僕がこの言葉を大切にするのかについて書いてみようと思います。 続きを読む

もしコンピュータが誕生した後に、紙が発明されていたら…。

メディアの苦悩~28人の証言~ (光文社新書)

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

今、『メディアの苦悩~28人の証言~ (光文社新書)』という新書を読んでいます。

まだ全部読み終えたわけではないのですが、この書籍の中で紹介されていた「もしコンピュータが誕生した後に、紙が発明されていたら…」というお話が非常に興味深かったので、今回ご紹介してみます。 続きを読む

人は「認知的不協和」を避けたがる。

Hooked ハマるしかけ 使われつづけるサービスを生み出す[心理学]×[デザイン]の新ルール

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

今日も前回の記事に引き続き、『Hooked ハマるしかけ 使われつづけるサービスを生み出す[心理学]×[デザイン]の新ルール』から個人的に気になった部分を紹介してみます。

参照:製品に値段以上の高い価値を与えられる「IKEA効果」が目からウロコだった! | 隠居系男子

今回は、「認知的不協和」について。今の時代ほど“自分が下した判断”に頭を悩ませてしまう時代はないと思います。

どれを選んでも正解のようにも思えるし、どれを選んでも不正解のようにも思う。そして意を決して選んだ後も、選ばなかった全ての選択肢が正解のように思えてしまう、そんな時代です。

今日は、「認知的不協和」という観点から人間の心理を理解しつつ、新しい提案やサービスを行う上でユーザーの「認知的不協和」をどのように捉えるべきなのか、そんなことについて少し考えてみようと思います。 続きを読む

製品に値段以上の高い価値を与えられる「IKEA効果」が目からウロコだった!

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

IKEAの組み立て式家具は、組立作業が鬼のように面倒くさいので、正直あまり評判が良くありません。IKEAの家具を組み立てた経験がある人は「もう一生IKEAの家具は組み立てたくない!」って思っている方も多いはず。

引っ越しする際もIKEAの家具は本当に厄介です。重たいし解体しづらいしで、引越し業者には嫌がられ、買い取り価格もかなり安いです。

参照:引っ越しの予定があるなら、IKEAの家具を安易に買ってはいけない。 – レールを外れてもまだ生きる – 派遣OLブログ

そんな“安かろう悪かろう”の代名詞とも言えそうなIKEAの組み立て家具。しかし、その組立作業が実はIKEAの製品価値を値段以上に高めているというのです。この“IKEA効果”が、目からウロコが落ちるような話だったので、今回このブログでご紹介しておきたいと思います。 続きを読む