月別アーカイブ: 2015年7月

最悪な未来も今の延長線上にしかない。半藤一利さんが語る、戦争が起きる前の6つの兆候。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

代表作は「昭和史」の作家、半藤一利さん。このブログでも以前、宮﨑駿さんとの対談本を紹介したことがあります。

参照:腰抜け愛国談義から考える「これからの日本は脇役を目指すべきだ」というお話。 | 隠居系男子

そんな半藤さんが語る、戦争に向かうときに社会の中で何が起きるのか、その6つの兆候について、ジャーナリスト青木理さんが「荒川強啓 デイ・キャッチ!」というラジオ番組内でお話していました。

今日は、その6つの兆候をこのブログでもご紹介してみようと思います。 続きを読む

「隠居系男子」を雑誌(形式のもの)にしたいというお話。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日フワッとつぶやいたのですが、この隠居系男子というブログを雑誌形式にしていきたいなぁと思っています。

雑誌形式にすることで、そこにコミュニティができあがるから、リアルイベントも一気に打ちやすくなる。もちろんコンテンツにおいても、前々からやりたいと言っていたような対談や座談会形式のコンテンツなども公開しやすくなります。

参照:対談がしたいです。 | 隠居系男子

自分が本当におもしろいと思う人たちに寄稿をお願いしながら、ちゃんと原稿料を支払う形で雑誌形式でやってみたいなと。

まだまだ具体的にはなっていないのですが、「隠居系男子」のそんな漠然とした願望を今日は少しだけ書いてみようかなと思います。 続きを読む

ちょっとでも損をしたくない時代に、リスクのあるムダを選びとっている人たちの声に耳を傾けたい。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

最近至るところでよく言われる話ですが、今の世の中のムードは「とても大きな得をしたいというわけではなく、なんだかちょっとでも損をしたくない」というムードです。

本当にとても賢く生きているのが、今の人たちなんだと思います。

絶対にドンズバではないことはわかりつつ、最悪どころか、一ミリたりとも“悪”にはならない選択を選びとる。

何を買うにしても、まずは無印良品の中から選んで購入してしまう感覚とか、野球で言うとホームランは一切狙わないけれど、どれもセンター前ヒットにしていく感じとかに近い。試合結果だけを見れば、絶対に負けはしません。 続きを読む

ブログ「隠居系男子」で寄稿記事を一般募集しようと思います。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日突然の思いつきから始めた寄稿記事企画。

ブログ「隠居系男子」で寄稿記事を受け付けようと思います。 | 隠居系男子

まずは、自分の知り合いの方々から受け付けていましたが、前々から宣言していた通り、自分と直接面識ない方々からも、広く寄稿記事を受け付けるようにしようと思います。 続きを読む

いま必要なムダなこと。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

たまにブログのお問い合わせフォームから飛んでくる、「いつもブログ読んでます。これからも楽しみにしています、応援しています。」っていう何も見返りも求めていないメッセージ。

これ、書き手からすると一方的に“与えてくれる”行動でしかないんです。しかも与えてくれるといっても、言ってしまえばタダの言葉の羅列だけ。何か金銭的なメリットや、ビジネスチャンスに繋がるわけでもない。

つまりこの行動って互いにとって何も産まないわけです。結局誰の何のメリットにもなっていない。

生産性の話や経済合理性の観点から言えば、全くのムダでしかない。

でもやっぱり受け取った側としては純粋に嬉しいですし、今こういったムダなことがすごく大事だよなぁって思います。今日はそんなお話です。 続きを読む

未知のモノに対する好奇心を常に持ち続けて欲しい。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

最近結構ビックリすることがあって、今社内のメンバーが全員夏休みをとれるようにしているのですが、うちの編集者メンバーがこぞって海外旅行に行きたがるのです。

最近ではおかげさまで沢山のお仕事に恵まれて、日夜山ほどやるべきことがある状態が続いており、毎日新しいことにもチャレンジしているのにも関わらず、それでも海外に行きたい!っていう底知れぬ体力と好奇心が素晴らしいなと。 続きを読む

インターネットがなければマガジンハウスを読んでいたであろう若者たちは、これから先どこへ向かうのか。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日Kindle版も発売された川上量生著「鈴木さんにも分かるネットの未来」を、この連休で読んでみました。

やっぱり非常にわかりやすく簡潔に書かれていて、誰でも読むことができる素晴らしい良書です。

これから「『インターネットとは何か?』を知る上でおすすめの本は?」と聞かれたら、「ITビジネスの原理」と「インターネット的」、そしてこの「鈴木さんにも分かるネットの未来」を3冊セットでオススメしていこうと思います。

参照
平成生まれにオススメしたい!『ITビジネスの原理』という良書。 | 隠居系男子

2001年出版の糸井重里著『インターネット的』が驚くほどの預言書だった。 | 隠居系男子 続きを読む

【寄稿】30歳を迎えた時、僕は隠居をしたのかもしれない。

どうも、黒宮丈治(@georgek5555)です。

普段はWEBを中心にライター業務を行いつつ、色々な方とお喋りをして生活をしております。

三十代も半ばを超え、のらりくらりと生きている僕が鳥井さんのブログに寄稿させて頂いてよいのか解らないのですが、こうして寄稿させていただける機会を頂いたので、僕なりに生きてきた足跡の一部を「新しい生き方や理想的なライフスタイルデザインを提案していく」という当ブログに寄せさせていただこうと思います。 続きを読む

「Think globally, Act locally」という言葉について思うこと。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

有料制会員コミュニティ「LIFE MAKERS」の中で佐々木俊尚さんと、佐久間裕美子さんの対談記事が公開されていて「Think globally, Act locally」という言葉が使われていました。

インターネットを駆使してグローバルに考え、地元の同じような想いを持った人やお店と繋がるという発想。

今日はこの言葉の解釈について、自分なりに少し思うことを書いてみようと思います。 続きを読む

日々情報発信をしている人が、他者にプロデュースしてもらうことで気付ける自身の強み。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日もこのブログで書いた通り、7月12日に「灯台もと暮らしのつくり方」というイベントを行いました。

参照:イベント「灯台もと暮らしのつくり方」を終えて。 | 隠居系男子

このイベントの時にふと思ったのが、他者にプロデュースしてもらう重要性です。 続きを読む

らしさが出てきたらぶっ壊せ!あなたが下す「判断の連続」を好きになってもらおう。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

「他者と差別化するために、発信している内容ではなく、発信しているあなた自身のファンになってもらおう。」

ブログ界隈などでもよく言われる話ですし、この「隠居系男子」でも似たような話は何度か書いてきました。

どれだけネタがコモディティ化してきたとしても、最終的には「誰々が作っている」っていう事実は変わらないし、あなたが発信しているということだけは他の誰にも真似できないこと。

だからコンテンツよりも人だ!と言われてきたわけです。でも、最近はそこから更に一歩更に踏み込んで「今のあなた“らしさ”ではなくて、あなたの判断の連続が好まれるようになるべきだ」と思っています。今日はそんなお話です。 続きを読む

その人のセンスや美意識によって選ばれていく時代。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日、発酵デザイナーの小倉ヒラクさんが書いていた「どうしたらワタシが好きな日本酒を選ぶことができるのか?」というお話、これがとても納得しました。以下で少し引用してみます。

ヘンな例えだけど、マーガレット・ハウエルの白シャツのようなエヴァーグリーンな上質感、あるいはミナ・ペルホネンの手触りの良いラブリーさ、あるいは今一緒に服をつくっているenricaの柔らかな色気、そういう「上質さ」と「親密さ」が同居しているようなクオリティ。これが今のトレンド。

じゃあこういうお酒をつくれるのは誰なんだって話だよね。
答えは決まってる。いいファッションが理解できる「お洒落醸造家」さね。

新しい美意識の潮流をちゃんと身体で感じている、そういう人のつくるお酒がいいよ。

ということで、最近ちょくちょく聞かれる、

「どうしたらワタシが好きになれるような日本酒を選べますか?」

という質問に対しては

「自分と世代の美意識の近い人のつくる酒がいい」

とお答えしときます。

引用元:酒とファッションはよく似ている。トレンドという逃れられぬ宿命。 | hirakuogura.com

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イベント「灯台もと暮らしのつくり方」を終えて。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

昨日は、「灯台もと暮らしのつくり方〜もとくら編集部に聞く、メディアづくりの舞台裏〜」と題したイベントを行いました。灯台もと暮らしをオープンして半年、単独イベントとしては、2度目のイベントとなりました。

今日はこのイベントのお礼と、その感想を少しだけ書き残しておこうと思います。 続きを読む

暮らしやライフスタイル系に今必要なのは、皮肉でありパロディ。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

最近よく思うのですが、今の「暮らし」や「ライフスタイル」系のジャンルに必要なのは、皮肉でありパロディのような気がします。

同じく、暮らしやライフスタイルをテーマにしている媒体をみていると、たまにくどくて観ていられない時がある。

誤解を恐れずに言えば、自分たちが運営しているメディアでさえ、たまに胸焼けを起こしてしまいそうになる時もあります。

そんな時に必要なのが、皮肉でありパロディだと思うんですよね。今日はそんな話です。 続きを読む

ウェブメディアやブログに帯って付けられないのかなぁというお話。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

電子書籍になってから、あまり気にしなくなった書籍についている帯ですが、本屋に行くと未だに帯の文章が目を引きますよね。

特に「◯◯さん推薦、絶賛!」みたいに、人が全面にでている帯の場合は嫌でも目に入りやすいです。

考えてみると、電子書籍もSNS経由やブログのアフィリエイトリンクから購入していることを考えると、個別に「◯◯さん推薦」の帯が付いているようなもの。

この帯の役割というか機能を、ウェブメディアやブログの中にも持ってこられないのかなぁと。今日はそんな話です。 続きを読む

dマガジンと昔の雑誌と、温故知新。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

以前もこのブログで紹介したことのある、docomoの電子雑誌の定額読み放題サービス「dマガジン」。このdマガジンで今「1周年&200万契約突破記念キャンペーン」が行われています。

その中の一つ、各雑誌の創刊号が読める企画がとてもおもしろかったので、今日はこのキャンペーンをご紹介してみようと思います。

参考:dマガジン1周年&200万契約突破記念キャンペーン dマガジンがレトロに!創刊号が勢ぞろい♪ | dマガジン 続きを読む

ネット上に猥雑な路地裏をつくり出すためにはどうすればいいの?

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

今、「メディアのリアル」という本を読んでいます。

まだ読んでいる途中なのですが、本広克行さんの章がおもしろかった!

本広克行さん、もちろんみなさんも御存知の通り、あの大ヒットシリーズ「踊る大捜査線」の監督の方です。 続きを読む

気になるリリース記事をつぶやくと、思わぬご縁に繋がりやすい。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

午前中に予定がない日は、その日に気になったウェブ記事を5個〜10個程度お昼頃ツイートするようにしています。

その中で、自分が気になったリリース系の記事もよくつぶやくようにしているのですが、そうするとつぶやきをきっかけにして、月に3〜4件ぐらいは担当者の方からお問い合わせをもらいます。

そこから思わぬご縁に繋がることも多くて、今日はこの”積極的な受け身”姿勢について少し書いてみようかなと。 続きを読む

【寄稿】インバウンドが盛んな今だからこそ、アウトバウンドが大事だと思う理由。

どうも磯部(@asenavi_toshi)です。旅することが大好きな大学3年生です。

はじめての海外一人旅は高校3年生のとき。ベトナム・カンボジア・タイでした。東南アジアのアツさや出会った人の優しさに魅了され、長期休みごとに海外を旅するようになりました。

自分が東南アジアの魅力に取りつかれると、それを他人に伝えたいという思いが強くなり、東南アジアのことを伝えるウェブメディアでライターを始めます。それが大学2年のはじめでした。

今回は、東南アジアに行って感じたことを、自分の興味ある「インバウンド」と絡めて隠居系男子を読んでいる方にお伝えしたく、鳥井さんにお願いしました! 続きを読む

イベント会場を選ぶ上で、その土地の持つ文脈はとても重要だよねというお話。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

イベントでは当然「何をやるのか」が大事です。そして、「何を食べるのか」も同じぐらい大事です。

参照:リアルイベントにおける、ケータリングの重要性。「食コンテンツ作戦会議」開催します。 | 隠居系男子

さらに最近よく思うのは、「どこでやるのか」も非常に重要だなと。今日はそんなお話について少し書いてみようと思います。 続きを読む

コミュニティをつくりたいのか、プラットフォームをつくりたいのか。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

最近ありがたいことに、ウェブサービスやスマホアプリをたちあげたいという相談を受けるようになってきました。

そこで色々な方の話を聞きながらよく思うのが、プラットフォームとコミュニティを混同させて考えてしまっているなぁということ。

プラットフォームの機能もコミュニティの機能も、どちらも人が集まってきて、そこがひとつの場となって、情報やモノが交換される。

だから一見似ているように見えるのですが、実は全く違うベクトルです。本来はここを峻別して考えたほうがいい。

今日はそんなお話を少し書いてみようかなと。 続きを読む

「ファッド→ファッション→スタイル→トラッド」最近の若者の中にある“道にしたい欲求”について。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

本当は「退屈と消費と、恋愛と。」のイベントの中でお話したかったんですが、すっかりと忘れていたので、ブログに書き残しておこうと思います。

「最近の若者たちは、規模拡大を求めない。華やかでもなく、決してお金にもならないようなことを、一生懸命やっている。」特にローカルに根付いて活躍している人たちはこのような傾向が強い人が多いです。

上の世代の人たちからすると、これがとても不思議に見えるようで「あいつらは一体なにをやっているんだろう?そんなみみっちいことをやって何になる?」と思うのだそう。

でもきっとそれは、“道にしたい欲求”なのではないのかなと。今日はそんなことについて少し書いてみようかなと思います。 続きを読む