次のものづくりのための「考えるきっかけ」をつくりたい。

先週末は、「LIFE MAKERS」と「僕らの理想のデニムってなんだろう?」のコラボイベントでした。

参照:【5月コンパスカレッジ 初のコラボイベント「LIFE MAKERS ✕ 僕らの理想のデニムってなんだろう?」 -「ビジター参加者 募集」のお知らせ】|BLOG|佐々木俊尚PRESENTS【LIFE MAKERS】

今日はこのイベントを通して「なぜ僕らが、EVERY DENIMのような作り手さんたちと一緒にものづくりをしたいと思うのか?」腑に落ちたことがあったので、その点について少し書き残しておこうかなと。

多くの人たちの価値観が変化し始めたタイミングが今。

「物質的な豊かさ」が人々の幸せに直結する時代には、今の大量生産・大量消費の仕組みが理にかなっていたのだと思います。

それに適した分業制の仕組みも既に確立しているので、それを実直にこなしていれば全く問題ありませんでした。

しかし、今は「物質的な豊かさ」によって心が満たされることはないということ、多くの人々が気づき始めた時代です。

沢山のものに囲まれるよりも、生産背景や、誰がどんな思いで作った商品なのか、そういったストーリーをもっと共有していったほうが、自分の心は満たされるのかもしれないなと、なんとなくみんなが気づき始めています。

ただし、その答え(基準)はまだ明確じゃありません。

答えを見つけ出そうと、多くの人たちの価値観が変化し始めたタイミングが今なのかなと。

「考えるきっかけ」をつくり出すこと。

こんな時に必要になってくるのが、「考えるきっかけ」の数だと僕は思うのです。

具体的には、まだ答えがわからないからこそ、作り手さんたちや買い手の人々、ものづくりに関わる人たちが全員で、ゼロベースから一緒に考えてみる機会。

そうやって、異なる立場にいる人たちが膝を突き合わせて考えた回数や、議論する中で生まれた気づきの深度が、次のものづくりの在り方を定めるのかなと。

僕らのようなウェブメディアがつくり出すべきは、その考えるきっかけをつくり出すことであり、そこで得られた知見や仮説をもとに、小さな現実をつくり出すことなんだと思います。

最後に

灯台もと暮らし」を立ち上げた時、「このメディアは、もう一度暮らしを見つめ直すためのきっかけが載っているかもしれないメディアです」と掲げていました。

そこから2年半が経過し、自分たちの「やりたい!」を深めていくと結局またここに戻ってくる。

それがとてもおもしろい現象だなと。

今回のイベントでは、タクスズキさんや最所あさみさんも遊びに来てくださって、イベントレポ記事も書いてくれました。ぜひ合わせて読んでみてください!

いま若者が、”あえて”カセットテープで音楽を聴くのは「聴くまでの手続き」が楽しいから | らふらく^^

これからのものづくりに必要な「一緒に創る」ということ。 | 最所あさみ | note

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