昨日は、「ICO Conference」に参加してきました。
もちろん僕のお目当ては、「VALU」小川さんと「タイムバンク」佐藤さんのトークセッション。
今日は、このおふたりのトークセッションを実際に聞いてみて、僕なりに腑に落ちたことを書き残しておきたいと思います。
「お互いに相手のサービスに対してどう思っているのか?」
僕が一番印象に残っているのは「両者がお互いのサービスに対してどう思っているのか?」という質問のくだり。
おふたりとも「そもそも、全く別のサービスだと思っている。」と答えていました。
どうしても、両サービスはともに個人が軸になってしまっているため「個人の時代」や「評価経済社会」という枠で括られがち。
でも実際には、おふたりが言うように、全く別物のサービスなんだと思います。
VALUとタイムバンクは、設計思想が異なる。
じゃあ何が違うのかと言えば、おふたりはその設計思想が異なると仰っていました。
VALUは「SNS(コミュニケーションツール)」であり、タイムバンクは「取引所」であると。
だからこそ、タイムバンクは人じゃなくて、モノや空間(建物)でも時間的な制限があるものであれば同様に取引可能であると、佐藤さんは仰っていました。
取引所にワクワクしないのは当たり前。
さて、話は少し変わって、先日ぼくのTLに以下のツイートが流れてきました。
タイムバンク、リワードのハードル高すぎて投機以外のわくわく感ないし田端さんも外れたので全部売り払って撤退。valuはそれきっかけで4人ほど会えて品物一つ貰えたし、知る人ぞ知る、という人を発掘するたのしさもあって、純粋にたのしかった。タイムバンクは発行者と遠すぎてそこが難
— ああああああ (@bsyachi9) 2017年10月3日
このツイートを読んだ時に、とても共感したんですよね。
でも上記の話を踏まえると、この話って別にネガティブな話ではない。
だって、タイムバンクは「取引所」ですから。
たとえば「coincheck」のような仮想通貨取引所を触ってみて、VALUと同様のワクワク感がないことに似ていると思います。
むしろ取引所の場合は「何をディストラクションしようとしているのか」その設計思想にワクワクするほうが正しい。
当たり前といえば当たり前の話なのですが、この気付きは自分の中でとても大きな気付きだったので、書き残しておきました。
最後に
昨日のトークセッションを聞いてみて、「VALU」と「タイムバンク」のこれからがますます楽しみになりました。
そのほか昨日の「ICO Conference」の様子は下記の記事にまとまっています。気になる方はぜひ合わせて読んでみてください。
参照:「ブロックチェーン/仮想通貨」を信じ、日本を世界の中心へ#ICOカンファレンス | たっけのメモ