複業を始めようと思っているときほど、相手の立場になって考えてみる。

昨日は、「人生100年時代の働き方 ”複業”〜わたしたちの複業のカタチ」というイベントでモデレーターを務めさせていただきました。

昨日の夜に開催されたイベントなのに、イベントレポート記事をもうあげてくださっている方々も。本当にどうもありがとうございます。

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複業って実際どうなの? 藤村能光さん×大宮千絵さん×中神美佳さんが語る「複業事情」イベントレポ #worktalk|野阪 拓海|note

人生100年時代の働き方 WORK TALK #1 「 ”複業”〜わたしたちの複業のカタチ 」参加レポート – ForGetting Things Done

イベントの内容は上記の記事を読んでいただき、今日は僕がイベント内で最後に言いたかったことを少しだけ、このブログに書き残しておきたいと思います。

お互いのメリットが相反するのだから、疑心暗鬼になるのはあたりまえ。

僕がみなさんの複業の悩みを聞いていて思ったのは、やっぱり人間関係に悩んでいるんだなあということ。

僕は、自分が複業をする側ではなく、複業したいメンバーを管理する側の立場なので、その観点から思ったことを少しだけ。

まず、複業を始めたいタイミングで、自分のメリットだけを取りにいったら、上司にはすぐにバレてしまいます。

どれだけ人間的に優れた経営者や上司だとしても、やっぱり人間ですからね。自分のことしか考えていない相手の言動にはイラッとしてしまうもの。。

もちろんその結果、複業をしたいという申し入れを拒否されてしまったら、「この上司は会社(自分)メリットしか考えていない…!」とイラ立ち返してしまうでしょう。

そうやって、お互いがドンドン疑心暗鬼になってしまうのは仕方のないことだと思います。

「奪い合えば足りぬ、分け合えば余る。」

そんなときこそ、僕は「相手の立場になって考えてみる」ことが重要だと思っています。

この点、僕はメンバーに本当に恵まれていました。

自分の人生における大きなチャレンジにもかかわらず、自分のことよりも先に、会社のこと、他のメンバーのこと、そして僕の経営者としての立場を慮ってくれました。

それは本当にありがたかった。

思うに、複業の話って「奪い合えば足りぬ、分け合えば余る。」ということなんだと思います。

誰だって、一緒に働いている相手には、より良い暮らしを送ってほしいと望んでいるはずです。

だけど、お互いに自分のメリットばかりを先に主張し合うから、その純粋な願いがねじれてしまうだけで。

最後に

だからこそ、もし僕から何かひとつだけアドバイスすることがあれば、雇用されている側の方も、雇用する側の方も、ぜひ自分のことだけではなく、相手の立場になって相手の置かれている状況を考えてみることだと思います。

そして、できればまずは、自分から先に相手に与えてみる、先に相手を信頼してみる。

社会通念として、長い間継続してきた組織のルールや仕組みが形骸化し始めているようなタイミングだからこそ、相手への小さな思いやりが大切になってくるのだと僕は思っています。

甘いと言われるかもしれないけれど、僕はそんな可能性を信じています。

いつもこのブログを読んでくださっている方々にとって、何かしらの参考になれば幸いです。

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