どうも鳥井(@hirofumi21)です。
渋谷ヒカリエで開催されているイベントらしいんだけど、これちょっと観に行ってみたいなー。:仙台・東北の出張手しごと展 | 手とてとテ -仙台・宮城のてしごとたち- http://t.co/0VPAQamcPt
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2014, 1月 25
昨日、旧友と会う予定で渋谷へ行ったので、そのついでのこのイベントを覗いてきました。
今回はその感想を少しだけ書いてみようと思います。
「仙台・東北の 出張 手しごと展」とは
渋谷ヒカリエ8階で1月26日(日)まで行われている「仙台・東北の 出張 手しごと展」
仙台・東北の伝統工芸を「手とてとテ」独自の視点で紹介。
職人の“手”から生み出された工芸品を、素材や制作過程などと合わせて展示します。
仙台・東北の代表的な伝統工芸品が工房を飛び出し、渋谷にやって来ます。ウェブサイト「手とてとテ」独自の視点で、職人の“手”から生まれた工芸品を、素材や制作過程などとあわせて紹介。ショップ(東北STANDARD)もありますので、大量生産ではない、手仕事ならではの魅力を、見て・感じて、持ち帰ってください。
「松川だるま」と「玉虫塗」
僕が行ってみて一番印象に残ったのは、やっぱりポスターやプロモーション動画でも大々的に使われている「松川だるま」、そして「玉虫塗」でした。
松川だるまは近くで見てみると、意外と雑に塗られていおり手塗り感がすごいんですが、それがまた味があっていい!これは生で見てよかったなーって思う作品です。
逆に「玉虫塗」は驚くほどの輝きで、逆に工業製品のニセモノかって疑ってしまうほど完成度が高くて、触れるのも気がひけるほど…。
この二つの作品が一緒に展示されていることで、東北の手作業の奥深さを感じさせてくれました。
どちらの作品もこのプロモーション動画の中で紹介されているので、ぜひ観てみてください。
渋谷ヒカリエという違和感
今回のイベント、本当に観に行ってよかったなとは思うのですが、やっぱり渋谷ヒカリエ8階という超都会的な空間で展示されているのは正直違和感がありました。
土曜日ということもあり会場内はかなり混み合っていて、渋谷という土地柄キレイに着飾っている人たちがぞろぞろと見に来ていたわけですが、やっぱり何か違うんです。
場違いというか、おさまりが悪いというか…
超高級スポーツカーが田舎のあぜ道を走っているところを見せられているような、そんな感じです。笑
確かにあの場所に“本物”が並べられていたはずなんですが、これを見て本物を観たつもりにはなっちゃいけないだろうなと直感的に感じてしまいます。
あの空間で眺めるというのは、やっぱり”雑誌”で眺めているのと大して変わりはなくて、本当に本物をみたくて、実体験に落とし込みたいのであれば、ちゃんと東北へ足を運ぶべきなんだろうなと。
東北の環境の中で、五感をフルに使って体感しなければ、「これを実際に見てきた」とは言ってはいけない、そんな気がしました。
最後に
伝統工芸品というのは、その土地の気候や風土、その地に暮らす人々と交わりながら、触れるべきだということなんだと思います。
しかし、こういったイベントが開催されることで“認知”されるという意味では、非常に効果があるはずです。ここで「本物を見たい!」と感じ、実際に足を運ぶのが一番いいのだろうなと。
このイベントを通して、そんな風に思った次第です。
それでは今日はこのへんで!
ではではー!