どうも鳥井(@hirofumi21)です。
昨日の記事でもご紹介した「衣食住から始まる『静かな革命』――ネットが変えた都市生活の現在」というシンポジウム。
参照:マイルドヤンキー論は、このままずっと欠席裁判のままでいいのか? | 隠居系男子
今日はこのシンポジウムの中で一番興味深かった「人が人のファンになるファンになる瞬間」について書いてみたいと思います。
人が人のファンになる瞬間が変わった。
レシピブログや朝時間.jpを運営するアイランド代表・粟飯原理咲さんがこんなことを仰っていました。
レシピブログなどを見ていると、最近ファンを獲得する瞬間というのが変わってきたなーって感じます。
今まではは、ものすごく大きな挫折を経てそこから這い上がってきたとゆうような、わかりやすいサクセスストーリーがウケていたけれど、今はそうじゃない。
日常のセンスの積み重ねで、その人のファンになるんです。
「この瞬間に、このお花買ってきて素敵だなー、あっ、なんか好きかも!」って。
今の時代は、そうゆう小さな積み重ねが一定量を超えた瞬間に、皆さんファンになっていくんですよね。
“日常”が求められている時代
この粟飯原さんのお話にもあるように、今の時代は日常の全てを通して表現した時の、そのセンスが求められている時代なんだと思います。
以前ご紹介したガールズインフルエンサーの彼女たちなんかも、まさにそう。
参照:ガールズインフルエンサーの影響力の高さと、その残酷さ。 | 隠居系男子
どれだけ日常を大切にしているか。“権力”や“お金”によって解決するのではなく、日常の当たり前に対して一手間かけることに対して、どれだけ惜しまずにセンスを注ぎ込めるかどうか。
参照:いま、一手間かけること、即決すること。 | 隠居系男子
「新セレブな生き方は田舎暮らし」という記事にも同様のことが書かれていましたが、SNSで生活の全てをさらけ出せる時代だからこそ、そんなプロセスリッチな姿に人は惹かれていくのでしょう。
最後に
このシンポジウムの中で、宇野さんが散々強調していことがありました。
それが、ネットはもうコストカットや効率化だけのフェーズは終わったということ。それこそYahoo!や楽天がやってきたようなネットの使い方です。
今は更に、facebookのいいね!文化やニコ動文化に代表されるような「承認欲求」を満たすような段階も既に終わりつつあり、その次のステージに来ていると。
「コストカット・効率化・承認欲求」の次のフェーズ。
それが、今回ご紹介した一見ムダとも思われるような“日常のセンス”なのかもしれません。
この“日常”というキーワードの中に、これからの時代を生き抜くヒントが隠されているような気がしています。
皆さんの何かしらの気付きに繋がれば幸いです。
それでは今日はこのへんで。
ではではー。