どうも鳥井(@hirofumi21)です。
先週の土曜日にEVERY DENIM × セコリ荘 × 灯台もと暮らし「僕らの理想のデニム&シャツってなんだろう?」というイベントを行いました。
僕らの理想のデニム&シャツ。質疑応答、盛り上がっています!
このあとは懇親会!#僕らの理想#everydenim#セコリ荘#灯台もと暮らし pic.twitter.com/BSsQSfNGUZ— 島田 舜介 (@shunsuke12261) 2016年6月25日
イベント翌日、その様子を振り返りながらツイートしたのが以下です。
昨日のトリプルコラボイベント、個人的には反省点も多いイベントだったのですが、皆さんの満足度も高かったようで、新しい企画にチャレンジしてみて本当によかったなと思います。
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2016年6月26日
何よりも嬉しかったのは、EVERY DENIMの試着展示で8本その場で売れたこと。そして、セコリ荘にオーダーシャツ作りに行くと約束してくれた人が5人ぐらいいたこと。決して安くないデニムやシャツだけど、リアルの場で想いを共有し、買う理由が明確になれば、人はちゃんと購入してくれる。
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2016年6月26日
売り上げ的には大きくないかもしれませんが、これからのものづくりとメディアの関係性を考える上で、非常に大きなヒントを得ることができました。今回のようなイベントは今後も積極的にチャレンジしていきたいと思います。この道が切り拓かれたら、日本のものづくりはきっともっとおもしろくなる。
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2016年6月26日
@hirofumi21 昨夜はありがとうございました!現時点までで、本当に5人のお客さま(イベント参加者)がセコリ荘にきてくださって、シャツを作ってくれました!すごいことだと思います!想いを共有するのはリアルの場、実感しています!みなさん、滞在時間はんぱないです!
— shinyamiyaura (@Secori) 2016年6月26日
売り手も買い手も、本当に納得して売買が行われている状態。
今回このイベントを行うにあたって、実はヒントを得たイベントがありました。
それが、昨年末に行った「灯台もと倶楽部スペシャル 2015大忘年会開催! with岩手県遠野市で暮らすみなさま」というイベントです。
参照:「灯台もと倶楽部スペシャル 2015大忘年会 with岩手県遠野市で暮らすみなさま」を開催しました | 灯台もと暮らし
この時、ゲストで登壇してくださった風土農園の伊勢崎ご夫婦。
トークセッションでは、お二人のこだわりはもちろんのこと、岩手県遠野市のお話や、自分たちのお話もしてくれたんです。
お二人の人柄をよく理解することができるトークセッションだったと記憶しています。
そうしたら、その日持ってきてくださっていた風土農園さんの商品が懇親会で飛ぶように売れていったんです。
これは正直とても驚きました。
物が売れないと言われている時代だけど、売っている方も、買っている方もとても楽しそうに売り買いをしている。
その光景がずっと頭から離れなくて、もしかしたらイベントにはモノを正しく売る力があるのかもしれないな…と思ったんです。
「何も欲しいものがない」は本当か?
「何も欲しいものがない。」
最近、若い人たちの間でよく使われる言葉です。
でも本当に、何も欲しいものがない、のでしょうか。
この言葉の本当の意味は「心底納得して欲しいと思えるものがない」ということのような気がしています。
満足感が高くて、更に応援したいと思える誰かをちゃんと応援する事ができるようなモノであれば、本当は欲しいと思っている。
でも、その欲求を満たしてくれるものが今の市場には存在しないだけ。
いや、たとえ市場に存在していたとしても、そんな商品と繋がれるキッカケがないだけのような気がしています。うまく出会えていないだけなんです。
売り手のことを信頼することができるようになる、それがリアルイベント。
大忘年会や先週末のイベントのように、作り手の顔が見えて、その人のこだわりや理念、人柄をうかがい知る事ができれば、それが納得に繋がっていきます。
さらに、懇親会で直接本人と交流することによって、そこに双方向性が担保されます。
このような関係性が生まれて初めて、人は相手のことを信頼できるようになり、心底納得して気持よく買い物をすることができるようになるのだろうなと。
「アリーナ席を作り出すこと」がメディアの役割。
そんなキッカケや、継続的な繋がりを作り出すのが、メディアの役割ではないのかと思うのです。
Synapseのたむけんさんの言葉を借りると、「アリーナ席を作り出すこと」。それがこれからのメディアの役割になっていくような気がしています。
似たような価値観を持ち合わせている読者の方々にリーチできるからこそ、似たような価値観を持ち合わせている作り手と受け手が、ダイレクトに繋がることができるリアルの場を作り出せるのだろうなと。
参照:あらゆるコンテンツには、アリーナ席が存在しうる : たむけんの日記(仮)
最後に
きっと、こんなイベントはこれからもっともっと増えていくでしょう。
当然僕らも色々とチャレンジしていきたいと思っていますし、さらに作り手と受け手の理想的な関係性を作り出すためにはどうすればいいのか、試行錯誤していきたいと思っています。
最終的に作り出したい世界観は、下記の記事に書いたような世界観です。
“情報の交差点”から、ものづくりの“市場”へ。「僕らの理想の◯◯ってなんだろう?」を実験してみたい。 | 隠居系男子
「EVERY DENIM」さんとの取り組みは、今回のイベントだけでは終わらず、オンラインサロンもスタートしています。
できることならば、ゼロからものづくりをすることに携わってみて欲しい。そうすることによって、より愛着を持ってもらえる一品に出会うことができると思うので。
ご興味のある方はぜひ参加してみてください。
Synapse(シナプス) – 僕らの理想のデニムってなんだろう?
それでは今日はこの辺で。
ではではー!