どうも鳥井(@hirofumi21)です。
今は岡山にいます。
8月20日に「【EVERY DENIMと巡る、工場見学】国産ジーンズ発祥の地・岡山県倉敷・児島へ」という視察ツアーを開催し、デニムの生地、縫製、加工の工場の現場を見学させていただきました。
そして翌日には、「セコリ移住計画」の一環で、岡山で展示会をしていたセコリ荘さんを訪ねて、倉敷まで足を伸ばしてきました。
出張セコリ荘 岡山編も無事に閉幕しました🎵
たくさんの方と産地やもの作りのお話ができた二日間でした✨
ツルヤ×セコリのカスタムオーダーシャツやEVERY… https://t.co/XNbQUrWhPJ
— セコリ荘(セコリ移住計画中) (@secorisou) 2016年8月21日
今日はそんな岡山視察の感想を少しだけ書いてみようかと思います。
現地へ実際に行ってみるべき理由。
さて、今回も色々な工場を訪れてみて改めて思ったのですが、やはり現地に実際に訪れてみるべき理由は、純粋にワクワクすることができて、同時に課題も見えてくるからだと思います。
既に機会化されている部分と、まだまだ機械化できていない部分。工場で働く熟練工の方々の技術に裏付けされている部分と、その後継者がいないという深刻な課題も見えてくる。
また、海外から入ってくる安い生地、安い労働力の影響。そして、ヨーロッパの方で生まれている、新しいレーザー加工技術など新技術の波も着実に押し寄せて来ているということもわかりました。
実際に現場をみることで、自分事へと変化していく。
多くの技術が今後ドンドンと機械化していくということは間違いありません。でも、全てが機械化されてしまったら、やっぱりなんだか味気ないです。
以前、このブログでも書いた通り、ファストファッションが主流になっていく事自体は否定しません。
参照:「なんでユニクロじゃダメなの?」その答えと、2:1:7の法則。 | 隠居系男子
しかし、本当に愛着を持てるもの作るためには、全てが機械化されていくべきではないと思います。
工場を実際に自分の目で見てみることによって、こういった話がドンドンと自分事になってくる。自分だったらどうするのか?ということを真剣に考えるようになるんです。
工場見学をしたあとは、「セコリ荘」の宮脇さんチームも懇親会に参加してくれて、皆で酒を酌み交わしながら、今後どうしていくべきなのかということを色々な角度から話すことができました。
その場にいる全員が共通認識を持っている状態で話を進めることができるので、様々なアイディアが生まれてくるし、今後どうしていきたいのかということもボンヤリと見えてくる。
これが、実際に現地へと足を運ぶ良さだなと、改めて思い知らされました。
関わる全ての人々が共通認識を持ち、自他共栄の精神で。
そもそも、今の時代はこれまでの大量生産、大量消費のシステムに最適化されすぎてしまっていて、生産者と消費者があまりにも分断されすぎてしまっている。
生産者の中でも、デザインする人、作る人、届ける人、売る人……それぞれが分断されてしまっていて、共通認識を持てていないのが実情です。
でもこれからは、皆が共通認識をもって、全体を通して課題を解決していかなければいけません。
どこかの段階(行程)で、誰かが自分だけが良ければそれでいいと考え始めたら、うまく回らないのは当然です。
我田引水ではなく「自他共栄」の精神で。その仕組みをどうやってつくっていくべきなのか。そして、そこでメディアが果たすことのできる役割とは何なのか、そんなことを真剣に考えさせられる岡山出張でした。
最後に
EVERY DENIMとのコラボオンラインサロン「僕らの理想のデニムってなんだろう?」はまだあと2名分空いています。ご興味のある方はぜひご参加ください。
Synapse(シナプス) – 僕らの理想のデニムってなんだろう?
それでは今日はこの辺で。
ではではー!