ヒートテック靴下の進化から考える、UNIQLOが日本国内に作るべき店舗とは?

ユニクロヒートテックソックス

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

これはさすがに驚きました…。

UNIQLOのヒートテック靴下と言えば、3年くらい前まではヒートテック系の地雷商品だったんです。(詳しくは「ヒートテック 靴下」で検索!)

しかし、今年久しぶりにヒートテックの靴下を購入してみたら、その進化に驚かされました。

前回、フリースに関する以下の記事

UNIQLOの新作シルキーフリースジャケットは、着心地の良さと暖かさのバランスが絶妙!

こちらにも少し書きましたが、UNIQLOの真髄というのは「値段」でも「品質」でも「ベーシックなデザイン」でもなく、この「進化」なんです。

昨年の商品と、見た目はさほど変わらないのに、驚くほど品質が向上している。これが他のファストファッションブランドにはあり得ない、いや、アパレルブランドにはあり得ない、UNIQLOだけの強みだと言えるしょう。

ただ、せっかくこんなに素晴らしい強みを持っているのに、UNIQLOはこれを日本の消費者に発信しきれていないような気がします。

なので今回は、このヒートテック靴下の進化を踏まえつつ、「UNIQLOがこんな店舗を日本につくれば、もっとこの“進化”を受け入れてもらえるのでは?」ということについて、少し書いてみようかと思います。

ヒートテック靴下の進化とは?

僕が前回UNIQLOのヒートテック靴下を買ったのは、3年前の2010年冬でした。

その時の地雷っぷりと言ったら…

  • 1〜2回履くだけで毛玉がすごい。
  • 分厚いだけで、それほど暖かくない。
  • リブが弱くて、すぐにずり落ちてくる。

…という非常に残念な感じ。

人にオススメしたくないどころか、これは絶対に買ってはいけない商品だと、不買運動をしたくなる勢いの商品でした。

今年のヒートテック靴下の改善点

しかし、今年の商品はすごかったです!

  • 毛玉がほとんど出来ない!
  • 非常に暖かい。屋外にいても足先が冷たく感じることはない!
  • リブが調度良く、長時間歩いても全くずり落ちてこない!

完全に僕の中で、冬の必需品になったと思います。

以前「ノマド的ファッション論 秋冬編 いかに少ない服で秋冬を快適に乗り越えるか。」という記事で、「“首”という名のつく所を冷やさないこと」という項目を挙げましたが、足首を冷やさない為にはこれがオススメ。

特にオフィスワーカーや受験生など頭を使う作業が多い人には、「足元を温めて、頭は冷やす」というのが鉄則だと思うので、そんな時も非常に役立つかと思います。

商品の特徴を語らないUNIQLO

皆さんご存知だと思いますが、UNIQLOは一部の主力商品(ウルトラライトダウン・ヒートテック等)を除いて、商品の特徴を大々的に宣伝しません。

主力商品以外は、ただ陳列されてあるだけで「商品名・サイズ展開・値段」が書かれているだけです。

これでは、昨シーズン同様の商品を購入して残念な思いをした人は、絶対に購入しようとは思わないでしょう。

もちろん店頭に立っている若いスタッフが、商品の細かい改善点に詳しいはずもなく、彼らはサイズや色違いなど在庫を確認してくれるにすぎません。

これは非常にもったいない!

商品の特徴をゆっくりと説明してもらえる旗艦店をつくるべき!

だから僕は、新宿や銀座などに専門スタッフの商品説明をゆっくりと聞くことが出来るUNIQLOの旗艦店をつくるべきではないかと思います。

それこそ採算度外視で!(「ビックロ」とか「国内最大級の売り場」とかはもう十分…。)

ハイブランドの路面店とまでは言いませんが、大手セレクトショップ程度の接客をしてくれるような店舗があれば、このような進化やコダワリも直接消費者に伝えることができるはずです。

UNIQLOは以前、ジルサンダー氏やアンダーカバーとのコラボも行っていましたが、素晴らしいはずの商品もただ陳列されているだけで、完全に埋もれてしまっている状態でした。

このような店舗をつくり、その場所で大々的に取り扱ってくれれば、僕らのような人間は必ず一度は足を運ぶと思います。そこから、日本全国へ“口コミ”として広がっていくのではないでしょうか。

それはアップルストアのジーニアスバーを見ても明らかだと思います。

商品のストーリーを語ってくれる場が重要になってくる。

最近の日本のファッションの流れを見ていると、消費者は“ストーリー”ありきの商品に強く惹かれているような気がします。「ただ安くて品質がよいだけ、ただブランドで高級素材なだけ」と言った要素では、もう誰も購入意欲が湧きません。

デザイナーの思想哲学や、原材料の産地、エシカルファッションに代表されるような社会的な運動など、そういったプラスαの“ストーリー”がないと食いつかなくなっているのが現状だと思います。

UNIQLOの毎年弛まない努力から生み出されるこの進化も、十分“ストーリー”の1つとして成り立つはずです。

最後に

日本が今、世界で類を見ないぐらいの“成熟”市場へと変貌していっているからこそ、UNIQLOにはこういった新しいチャレンジをしていって欲しいと思います。

参照:「マネタイズ」とか大声で叫ぶ人は、なんで日本でやっているんだろう? | 隠居系男子

今のようなグローバル展開の画一的な売り方だけでなく、限られた一部の店舗で構わないので、その国の消費者の成熟度合いに合わせた提案をしてくれれば、もっとこの「進化」が注目されていくだろうなと…。

なにはともあれ、このヒートテック靴下本当にオススメですので、気になる方は是非試してみてください!

それでは今日はこのへんで!

ではではー!

鳥井弘文

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