一世を風靡した地方のセレクトショップが軒並みダサくなって、小さな現実を作り出そうとしている個人のお店がカッコいい。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

地方へ取材に行くたびに、その土地の繁華街を歩きながら毎回思うのですが、美容師ブーム(10年以上前)に乱立し、一斉を風靡していたであろう地方のセレクトショップが軒並みダサくなってきているなぁ感じます。今日はそんなお話です。

セレクトしているブランドの世界観におんぶに抱っこ。

具体的にどこのお店という話ではありません。全体的にそんな印象。

傾向で言えば、N.HOOLYWOODやMaison Margielaなんかを扱っているところが多いかもしれませんね。

当時はイケてるお店だったのかもしれませんが、きっと今はECサイトがメインで成り立っているのだろうなぁと想像してしまうようなお店です。

ダサく思えてしまう理由は、そのお店自体のコンセプトが見えてこないからなのでしょう。

どこのお店も、セレクトしているブランドの世界観におんぶに抱っこの状態。

お店の設立背景に「とにかく売れ線のブランドを集めてきて売れば儲かるんだ!」みたいなのが透けて見えて、今になってそのつけがまわってきているのだと思います。

自分たちの手で小さな現実をつくりだそうとしている個人のお店。

一方で、最近地方でも素敵だなと思うお店は、自分たちの手で小さな現実を作り出そうとしている個人のお店です。

自分の信念をしっかりと持ち、軸となるコンセプトも明確なところ。商品だけじゃなく、内装さえもDIYのようなお店が多い印象ですね。

小さくてもいいから、自分が良いと思える世界観を体現しようとしている、その小さな現実を創りだそうとしている姿に心惹かれてしまい、純粋にカッコいいなと思ってしまうのでしょう。

最後に

セレクトするブランドの世界観におんぶにだっこの時代はもう終わったのかもしれません。

それでもなお、自分がつくりたいと思える世界観が存在するかどうか。それが明暗の分かれ目なのだと思います。

これは、ブログやウェブメディアでも同じ話だと思います。記事のネタや取材対象物の権威性に依存してしまっていないか、虎の威を借る狐になってしまっていないか。

今、改めてそんなことを考えるべきタイミングなのかもしれないなぁと思います。

この記事を読んでくれた人の何かしらの参考になれば幸いです。

それでは今日はこの辺で。

ではではー!

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