どうも鳥井です。

先週の木曜日、それは突然訪れました…。

MacBook Airが起動画面から突然動かなくなってしまったのです。

翌日、すぐにApple銀座のジーニアスバーへ駆け込みました。

とっても親身で優しいスタッフさんに原因を調べてみてもらったところ、どうやらSSDの故障が原因らしいとのこと。

「修理には1週間ほどかかってしまう。」と言われ、手元にMacがないと全く仕事にならないので、泣く泣く新しいMacBookを購入しました。

いつもの作業環境をゼロから復元するのに、掛かった時間はたったの1時間。

その後、家に帰ってから、以前のMacBook Airのデータをタイムマシーンで復元しようと思い、外付けHDDを繋げてみたところ、ディスプレイには「残り43時間」の文字が…。

いくらなんでも、これはやってられないなと思い、多少面倒だと思いつつも、ゼロからセットアップを始めてみることしてみました。

…そしたらビックリ！

ゼロからセットアップを始めてみても、いつもの作業環境を復活させるのに１時間もかからなかったんです。

Apple IDやiCloud、Google Chromeの同期などのおかげで、いつもの作業環境がほぼ今までどおりの状態で復活させることができました。

以前Macを乗り換えたタイミングが2013年頃だったので、これには本当に驚きました。

確かに、カスタマイズしていたショートカットなど、体が勝手に覚えていたコマンドが入力されない時などもあって、多少イラッとすることもあったけれど、それもすぐに設定できるものばかり。

バックアップを取る必要すらない状況にしておくことの方が大切。

ということで、今のところ何の支障もありません。

むしろゼロから設定することができたので、新居に引っ越しした時のような、なんだか清々しい気持ちでいっぱいです。

３〜５年ぐらい前までは、Macを自分なりにカスタマイズしている方が情報強者感がありましたが、今はもうそうじゃないんだなと。

もちろん、エンジニアさんやデザイナーさんのようなお仕事だったら、自分の作業が行いやすいようにどんどんカスタマイズして、頻繁にバックアップを取るべきだと思います。

しかし、あくまで僕らのようなお仕事（経営者とか、ブロガーとか）は、ネットサーフィンとテキスト編集と、その他メッセージ（共有）アプリを使うだけ。

そんな人は、常日頃からバックアップを取るというよりも、そもそもバックアップを取る必要すらない状況にしておくことのほうが大切なんだと思います。

物理的な製品は、いつか必ず壊れる。

MacBookは物理的な製品なので、いつか必ず壊れます。そして、それは突然訪れます。

そう考えると、いつ壊れてしまっても、1時間もかからずにいつもの作業環境を復活させることができるという方が、心理的なハードルがグッと下がる。

僕らのような人間がなによりも再優先したいことは、いつものルーティンを、いつものように行うこと。そして、メッセージのやりとりなども滞ることなく、快適に行うこと。

そんなときに一番重要になるのは「時間」です。バックアップの復元で、1日が潰れてしまうなんてもったいなさすぎます。

だからこそ最大のリスクヘッジは、タイムマシーンを使わなくても、すぐにいつもの環境を構築することができるように、普段から整えておくことなんだと思ったのです。

優秀な経営者の方々のPCは、シンプルで美しい。

あと、ここからは若干蛇足なのですが、ここ２〜３年ほどで、優秀な経営者の方々や作家さんの方々のデスクトップを見せてもらう機会が多かったんですが、皆さん共通していたのはMacの中身が拍子抜けするほどシンプルなんです。

全くカスタマイズされておらず、その潔さがとても美しい。

デスクトップやDock、ツールバーに余計なものがごちゃごちゃと並んでいません。

これは、PCというデバイスにとらわれていない証拠なのだろうなと。

何年か前に、「ウェブサービスはゴリゴリにカスタマイズをするよりも、今提供されているものをうまく乗りこなして、合気道的に使ったほうがいい」と書いたことがありますが、まさにそんな感じです。

参照：Googleリーダーの終焉から考える新しい時代の情報収集とは。 | 隠居系男子

もちろんMacBookの外観も、とても綺麗で美しい。画面もほとんど汚れていません。

参照：心に余裕がない人のMacBookはいつもより汚れている。 | 隠居系男子

最後に

ということで、いろいろとダラダラと書いて来ましたが、近々使えるようになる新しいOS「Sierra」も、その新機能を見る限り、この流れは更に加速していくことは間違いありません。

だからこそ、これからは純正アプリを使いこなしつつ、「これだ！」って思って本当に惚れ込んだアプリだけで完結させていこうと思います。（OmniFocusやMarsEdit、BetterTouchToolなどなど）

よりシンプルに。より単純明快に。

突然降り掛かってきた災難でしたが、怪我の功名と言えるような、とても価値のある体験をすることができました。

それでは今日はこのへんで。

ではではー！