地に足の着いた人々から新しい文化は生まれていく。を伝えたい。

天川村小川

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

今日は、「これから自分が何を大切に活動していきたいのか」そのことについて少し書いてみようと思います。

丁度1年前に中国から日本に戻ってきて、その後フィリピンで3ヶ月間生活し、東南アジア7カ国を旅し、NYも訪れました。国内では、奈良県の天川村を中心に関西をまわり、色々な作品や書籍にも触れつつ、このブログで発信してきました。その中で考えた「グローバルとは何か」や「これからの時代に大切なものは何なのか」について、自分なりの辿り着いた答えを改めて整理してみます。

“日本の原風景”が何よりも大切な要素となる。

今年気がついたことの中で一番大きかったのは、やはり「日本の原風景を知ることが、日本人にとって一番グローバルである」ということです。

参照:真のグローバル化とは、徹底的に日本の原風景を理解すること。 | 隠居系男子

国内外問わず様々な地を訪れ、そこで生活もしてみた結果、改めて日本という国に向き合ってみて、これを強く実感しました。

特に、奈良の天川村に足を運び日本の自然や原風景に向き合った時、「あー、これだったんだ」という内から湧き出てくるような気付きは、25年間生きてきて、とても静かではありますが本当にとてつもない衝撃でした。

そしてそんなことを漠然と考えている中で、先日公開されたスタジオジブリの『かぐや姫の物語』が更に拍車を掛けたんだと思います。

参照:『かぐや姫の物語』は完璧で美しく、虚しくて残酷な映画。 | 隠居系男子

最近、運やタイミングということを強く意識するのですが、正にこのタイミングから目を背けたら、それこそ嘘だなと。それぐらい、自分の中で色々な運やタイミングが重なった一年だったと思います。

地に足の着いた人々が創る世の中へ。

この里山資本主義という本の中にも多数紹介されていますが、今地方で新しい仕事を創り出している人たちが増えています。

全てをお金で買うのではなく、全てを国や政府が決めたことに従うのではなく、自分たちの生活は自分たちで切り開いていこうと、新しい一歩を踏み出した人々です。

「国に頼らずに、お金に頼らず、そういった都会的な生活とは一旦距離をおいて生きてみよう」と。

まさに「国破れて山河あり」という状態で、彼らはこの国の持つ大自然と向き合いながら、また“地に足を着けた”ところからスタートしようとしているわけです。

それは決して過去を賛美し過去に戻ろうとするわけではなく、現代的な生き方を否定するわけでもありません。そこにあるのは「戻ることが未来」だという今までとは違う全く新しい価値観。

僕は、ここからまた新しい日本の文化が生まれてきて、それが次の時代につながっていくんだと、確信しています。

日本が持つ本当の魅力を“人”に伝えていきたい。

ただ、自分自身が今すぐに里山資本主義的な生き方をしていくことは、できないかなと思っています。

都会の変化や、アジアを中心とした世界の変化も、引き続き自分の目で確かめていきたいですし、そもそも飽きっぽい性格なので、一つの事だけに集中するということは僕には出来ません。

しかし、だからこそ、田舎出身・都会暮らし・海外経験など、今自分が持ち合わせている能力や知識・経験などを活かしながら、それを多くの人に知ってもらうために全力で発信していくことは出来るだろうと思っています。

より多くの人が、本当に自分がやりたいことと向き合えるような、その手助けとなるような情報を発信し続け、日本の原風景や、そこからインスピレーションを受けた極端なくらい日本的なモノ、そして何より“そこに携わる人々”を発信していけたらいいなと考えています。

海外・日本問わず、それに興味のある“人”に届けることが今一番やっていきたいことだと、この一年通して自分の内から発見することができました。

そして将来的には、アジア、特に東南アジアでいま経済発展と引き換えに美しい原風景を失おうとしている国々に、そのカタチを提案していくことが出来ればいいなと思っています。

最後に

そんな感じで今日は、「地域で仕事を創ろう」とする人々の話を聞いてこようと思います。

天川村の特別村民制度にも応募し、天川村を中心に“日本の村”を発信していこうとも決めました。更に、今年から来年にかけても新しい取り組みをドンドン始めて行く予定です。

そんなことに興味がある方は、引き続き「隠居系男子」を読み続けてもらえればと思います。

それでは今日はこのへんで!

ではではー!

鳥井弘文

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