上野・浅草周辺に訪日外国人を受け入れる日本の未来がある。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

浅草に住み始めて4ヶ月が経ちました。
参照:いま東京で一番グローバルな街、浅草。 | 隠居系男子

たった4ヶ月しか経っていないのに、4ヶ月前に比べて訪日外国人の数が急増したことを実感します。

そんな訪日外国人の対応に追われる浅草周辺の光景を見ていて思ったのは、「日本の未来はきっとこんな感じになっていくのかもしれないなぁ。」ということ。今日はそんなことについて少し書いてみようと思います。

上野・浅草周辺に訪日外国人が急増中。

今、上野から浅草にかけて台東区周辺に訪日外国人が急増しています。しかも、今までやってきていたタイプの訪日外国人とは少しタイプが違うんです。

以下の記事にも書かれているように、少しだらしなくなって、お金もあまり使う気がないだろうな思わせるバックパッカースタイルの外国人がとても増えたように感じます。

参照
ランド・オブ・ハードボイルド : 東京と劣化する訪日外国人

多国籍化する浅草界隈、なぜ外国人旅行者増?地元発のグローバル戦略と、地道な努力 | ビジネスジャーナル

団体観光客と違って、彼らは行くお店もバラバラ。最近では至るところで英語表記や中国語表記を見かけるようになりました。人力車のお兄さんたちが片言の英語で対応している姿も頻繁にみかけます。たった4ヶ月しか経っていないのに本当にすごい変化です。

ガッツリ日本語で応対していて日本人の店員さんもよくみかけますし、道を聞かれている警察官も、ものすごくゆっくり丁寧な日本語で答えていたりします。絶対に伝わっていないだろうなぁと思いながらも、多分アレはアレで雰囲気で伝わっていて事なきを得ているのでしょう。

台東区は決して外国人歓迎ムードではない。

今まで訪日外国人を受け入れる際のモデル地区として必ず挙げられていたのは、いわゆる六本木や麻布などがある港区周辺です。

しかし、ここ台東区の外国人対応はあの辺の外国人対応とは全く異なります。

港区周辺の外国人対応はある種のパフォーマンス。外国人対応している事が一つのステータスのように捉えられており、「外国人大歓迎ムード」がそのお店の一つのブランディングにも繋がっていたりするわけです。

しかし、この台東区界隈の人達の外国人対応を見ていて感じるのは、「来ているんだから仕方ないよねぇ。」っていう半分諦めムード。

別に喜んでもいるわけでもないし、歓迎しているわけでもない。でもお客さんとして来てくれているんだから仕方ないよねぇ。という雰囲気なんです。

しかし、これがダメのかといえばそうでもない。たぶん昔の「お伊勢参り」も最初はこんな感じだったんじゃないのかなと思います。

決して「大歓迎ムード」じゃないけれど、旅をしている人が目の前で困っているんだから、対応してあげないとねぇ。というとても中立的な感じ。

最後に

これは、どちらの対応が正しいというわけではないと思います。港区的な対応でも台東区的な対応でもどちらでもいい。

ただひとつ思うのは、目の前に外国人が来てしまえば、ある程度対応できるようになってしまうのだなと。必要に駆られば対応できるぐらいの柔軟性を日本人は持っているんです。

もちろん最初は多少の混乱や問題が起こっていくかもしれないですが、「外国人は来るもんだ」って思ってしまえば、別にどうってことない。それが日常になっていき、徐々に対応できるようになっていくのでしょう。

今後もし本当に訪日外国人が1000万人から2000万人に増加していくのであれば、これから日本のいたるところに、上野や浅草周辺のような地域がドンドン増えていくことになるはずです。

だからこそ最近は、この台東区周辺に日本の未来が広がっているような気がしてなりません。

興味がある方はぜひこのあたりを一度観察しにきてください。きっと想像もしていなかった面白い世界が広がっていると思いますよ。

それでは今日はこのへんで!

ではではー!

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