メモはとるべきか、とらないべきか。

RHODIA専用メモカバー レッド

昔はメモ魔でした、どうも鳥井(@hirofumi21)です。

さて、今日はメモについて、少し書いてみようと思います。

メモはとるべきか、とらないべきかっていう議論は昔からありますよね。どちらも、あたかも自分が100%正しいかのごとく主張されているので、本当に悩まされるものです。

特に、受験シーズンや、バイトを始めた時、就職や何か大きな壁にぶつかった時、自分の記憶力の乏しさに誰もが一度は絶望し、真剣に考えこんでしまうテーマだと思います。

両者の主張

では、両者の一般的な主張の理由をまずは考えてましょう。

メモをとるべき側

これは比較的わかりやすいですよね。人間は忘れやすい生き物。覚えておかないといけないこともすぐに忘れてしまうんだから、しっかりとメモをとっておくべき!じゃないと、自分だけではなく人様にも迷惑をかけてしまうから!ということです。

メモはとるべきではない側

こっちが少し厄介です。人間は忘れやすい生き物。でも、忘れてしまうような事は所詮自分にとっては大事なことではない。メモに取らないと覚えてられないような些細な出来事に気を揉んだり、労力を割いてしまうくらいなら、それは堂々と忘れてしまって、本来やるべきことに集中しましょう!という意見です。

特に最近は、秋元康さんが仕事術関係のインタビューや対談などで、「自分はメモを取らない」と公言しているようで、メモをとらない派の人達が虎の威を借る狐のように、声高に叫ぶようになっていて余計惑わされやすい環境が出来上がってしまっています。

メモとはそもそも何を指すのか?

この議論、一見どちらも正しいように見えますよね?
僕は、その原因が「メモ」と一言で片付けてしまっているところに問題があると思っています。

まずここで、そもそも「メモ」とはなんなのかってことを、考えてみましょう。

「メモとは、“何か”をカンタンに記しておき、忘れないようにするための行為。」ですよね?

つまりここでまず明確にしておかなければいけないことは、その「何か」が何なのかっていうことなわけです。

メモをとる事項

ではみなさん、普段どんなことをメモにとっていますか?
かなり色々な事項をメモとっていると思います。今すぐに浮かんでくることだけを上げても…

  • スケジュール
  • 伝達事項
  • タスク(日常雑務)
  • チェックリスト
  • ノウハウ
  • アイディア
  • 感動したこと
  • いつか実行したいこと
  • 妄想

…などなど、本当に様々です。

メモを取る事項には2パターンある。

でも、こうやってリストアップしてみると、メモをとる事項には大きく分けて2つのパターンがあることがわかると思います。

ひとつは、スケジュールや伝達事項、チェックリストなど、相手から言い渡されるものであり、常に相手が存在し、間違ってはいけないもの、その通り行わないといけいものです。自己が責任を負っているものとも言い換えられるでしょう。

もう一つは、アイディアや感動したことなど、自分の感情や考えがもととなって出できたもの。自分の内から溢れてきたものと言い換えてもいいかもしれません。

一言にメモと言っても、大きく分けてこの2パターンに分かれていくんです。

秋元康が言うメモとは?

もう改めて書く必要も無いかもしれませんが、秋元康さんが「自分はメモをとらない」と公言しているのは、後者のほう。

自分のうちから溢れ出てきたものをメモとして残しておかない。本当に感動したり感情が突き動かされたものは、自然と覚えてしまうものだからそれを実際に次の行動に移すためには、余計なものは残さない。そういう主張だと思います。

「でも、本当に全くメモを取ってないって言ってたよ…?メモ帳やそれに類似するものも全く持ち歩かないって言ってたし…。」と思う方もいるかもしれませんが、それは前者の方はすべて秘書やマネージャーさんなど、周りの人にフォローしてもらっているからでしょう。

だからこそ、本当に普段から全くメモを取らなくて、「自分は一切メモを取らない!」っていう発言に繋がっているんだと思います。

まとめ

では最後に、カンタンにまとめておきます。

まず、受動的なこと、自分が責任を負っていることは、必ずメモを取るべきでしょう。じゃないと、先生や上の人から怒られます。笑 最悪最後は、周りの人からの信用も無くしてしまいます…。

次に、能動的なこと、自分の内から溢れてきたものは、メモはいらないのかもしれません。ここは正直、人によりけりだと思います。

自分なんかは、最近毎日ブログを更新することを目標としているので、日常の些細な発見から記事にすることも多く、小さなアイディアもメモとして残しています、今のところは…。今日のこの記事なんかもまさにそのひとつ。

要は一番大切なのは、「メモをとるべきか、とらないべきか」という議論に惑わされること無く、自分が本当にやりたいことは何なのか、実現したいことはなんなのかっていうところにフォーカスして、じゃあそのための手段として自分は「能動的な事項にも、メモをとるのか、とらないのか」を各自で判断することだと思います。

結局は、これを読んでくれているあなた次第です!ってことなのかなーと。

最後はだいぶ無責任になってしまいましたが、言いたいことは伝わったと信じています!メモが原因で自分の能力が最大限発揮されていないと思う人は、ぜひこれを機会に自分なりに考えてみてくださいね。

それでは今日はこのへんで!

ではではー!

鳥井弘文

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