どうも鳥井(@hirofumi21)です。
さて、今日は久しぶりにタスク管理のお話。
優秀なひとほど陥りやすい間違ったタスク管理について書いてみようと思います。
もしあなたが周りの人から「優秀ですね!」と言われる機会が多いのであれば、この誤った方法を実践している可能性が高いので、優秀な人ほどぜひ読んでいってみてください。
何事も全て自分でこなそうとする。
まず一番よくあるミスが、何事も全て自分でこなそうとしてしまうことです。
チームで消化することを前提として振られているタスクなので、毛頭一人で消化できる分量じゃないのは当然です。
しかし、他人が作って60点のモノしか上がってこないのであれば、なるべく自分でやって80点のモノを作ってしまおう!と考えてしまうのが優秀な人の発想です。
しかしそれでは自分自身がキャパオーバーになってしまいますし、ドンドン納期が遅れていってしまいます。
社会人になって一番最初に重要な事は、自分のキャパシティを理解すること。
参照:次世代の社会人にとって大切なことは、自分の生産性と定着力を理解すること。 | 隠居系男子
それを踏まえた上で、自分の手が回らないところは潔くチームの他のメンバーに振っていくことです。
もし自分がチームのリーダーで上と交渉するだけのポジションにいるのであれば、チーム全体で回らないタスクは引き受けないこと、その判断をしていくこもと重要です。
重要で緊急なタスクばかりを優先して消化していく。
さて、それでも本当に優秀な人というのは、自分の睡眠時間や休暇を返上してでも、期日までにタスクをこなしてしまいます。
だから優秀な人は本当にすごいなぁーと毎回驚かされてしまいます。僕には到底真似できません。
でも、たとえ期限までに仕上げてきたとしても、それは間違った方法なんです。
それはなぜか?「自分の睡眠時間や休暇を返上しているだけなんだから、文句ないだろ!」と思われるかもしれないですが、実際はそうじゃないんです。
結局そうやって処理していると、常に目の前にある重要で緊急度の高いタスクばかり優先して消化していくことになります。
いわゆる『7つの習慣』でいうところの「重要ではあるけれど、緊急度が低いタスク」がずっと消化されないまま放置されていくという…。
応急措置や緊急避難的な対応ばかりで、抜本的な改善がなされないままドンドン先に進んでいってしまいます。
もしあなたがチームリーダーであれば、しっかりと成果物を出していくことももちろん重要なのですが、それ以上にチームとして発展させていくのもリーダーの大切な役割です。
緊急で重要度の高いタスクばかりをこなしていると、結局いつまでもネズミの回し車のように同じところをクルクルとまわるだけ。そこでどれだけ数をこなしても、結局はその回し車の回るスピードがはやくなるだけで、上には進まないんです。
本来あるべき姿というのは、しっかりと螺旋階段上に発展していくこと。似たようなタスクの繰り返しの中でも、一周回った時には確実に一段上に登っている、そんな状況を毎回作り出していくことが理想的な姿です。
そのためには、緊急度は低いけれど重要なタスクにもしっかりと目を向ける余裕も持ちながら、同時に消化していかなければいけません。
最後に
これからの時代はワンマンやトップダウンのやり方では絶対に限界がきます。チームの一人ひとりが主体的に動けるようになり、ボトムアップ型で発展していくことを目指さなければいけない。
参照:日本家屋のような「ボトムアップ構造」のウェブメディアにしていきたい。 | 隠居系男子
優秀な人ほど、ワンマンでトップダウンを求める傾向にあると思うので、ぜひボトムアップ型で発展していくためにはどうすればいいのか、考えてみてください。
それでは今日はこのへんで!
ではではー!