どうも鳥井(@hirofumi21)です。
突然ですが、このブログを読んでいる皆さんは週刊誌って読みますか?
最近、紙媒体でもウェブメディアでもメディア系の方々と話をしていると、「参考にしている媒体、研究している媒体ってなんですか?」っていう話の中で、「週刊誌」というワードが意外と出てきます。
「週刊誌のニュースは、“らしさ”が出ていておもしろい」
例えば、雑誌「DiscoverJapan」の編集部の安藤さんを「灯台もと暮らし」でインタビューした際には、以下のようにおっしゃっていました。
── この連載は、紙媒体の編集者の方に紙とウェブの両方に対して思うことを語っていただこうという企画なのですが、安藤さんご自身は、ウェブ媒体で注目しているメディアなどありますか?
コレ!と決めて毎回トップページから閲覧するものは、今はパッと思いつかないですが、Facebookでシェアされている記事を読んだりしますね。
── 雑誌はどうですか?
昔から読んでいるのは漫画雑誌とか週刊誌くらいでしょうか。今は他誌研究も兼ねてBRUTUSやPenを読んでいますが、フライデーの連載とか、ニュースをわかりやすくおもしろく書いていて「らしさ」が出ていておもしろいですね。それぞれの雑誌の色とかおもしろさは、連載を見るとわかる気がします。
週刊誌はしっかりとセグメントされていてペルソナが明確で、更にそこに刺さるような記事を徹底的に研究して作られている。だからこそ、読者にもしっかりと響いていて、しっかりと売れているという話らしいです。
週刊誌のゲスい記事が目に入ってくるのは、ちょっと辛い…
そうなると、メディアを運営している人間としては「週刊誌」を研究しないわけにはいきません。
…がしかし、個人的に週刊誌を読むのは少し抵抗がある。
週刊誌といえば、あのどぎついグラビアページや、鬼のようにゲスい記事もあっていて、なんというか気持ち的にかなりポジティブじゃない限りに、飲み込まれてしまいそうになって読むことができない…。
あのページが目に入ってくるだけで突然襲ってくる疲労感みたいなものってありますよね…。特に女性の方は、否応なしに嫌悪感を抱いてしまうという方も多いのではないでしょうか。
だからこそ、自分自身もあまり手を出せなったのですが、最近良い方法を見つけました。
「dマガジン」はコンテンツを制限をした上で配信してくれる。
それが「dマガジン」というアプリで読むということ。
Dマガジンとは、ドコモが提供する雑誌読み放題サービスです。月400円(税抜)で対象となる雑誌100種類以上が読み放題になり、最近かなり話題になっています。
これの何がいいって、上述したどぎついグラビアページなどを排除してくれているのです。以下の開発者インタビューでもこの点は語られていました。
――そう言えば、グラビアなどは制限されているコンテンツもありますが、どういう基準で運用しているのでしょうか?
那須氏
個人的には世の中に出版物として発行されているものなら、『問題なし』としたいのですが、iモード時代からの流れを受け継ぎ、レイティングは少し厳しめにしています。具体的には水着までがOKで、ヌードや下着姿は掲載していません。コンビニエンスストアの一般誌コーナーに置かれている雑誌は見られるようにできればと考えています。他社サービスでは見られるものもあるので、少しもどかしいですが、現在は少し大人しくしています。レイティングについてはいろいろと難しい部分がありますね。たとえば、写真週刊誌などは震災当時の様子や戦場など、ショッキングな写真が載ることもありますが、編集部としては「写真で伝える」と考えていても電子版は拡大ができるので、誌面以上に鮮明に見えてしまう可能性もあります。
雑誌読み放題サービスと謳いつつ、読めるコンテンツは限られています。
でもだからこそ、週刊誌などはこのあたりのゲスいページはしっかりと削除してくれているので、読みやすい。(いや、それでも内容は週刊誌ですけど…)
更に「FRIDAY」や「週刊ポスト」などなど、色々な週刊誌を横断的に読むことができます。Dマガジンを使って週刊誌に目を通す習慣をつけるのオススメです。
最後に
メディアの未来を考えるときに、実は意外と参考になって、ヒントになる部分も多い週刊誌。
もし、これを読んでみて「週刊誌も研究してみたい!」と思った方は、ぜひDマガジンを使って読んでみてください。精神的にも予算的にもマイルドになるので読みやすいですよ。
もちろん、「dマガジン」ではその他ファッション誌やカルチャー誌なども読み放題です。やはりメディア運営者には必須のアプリだと思います。
今日はそんな小さなライフハックでした。
それでは今日はこのへんで。
ではではー。