どうも鳥井です。
先日こんなツイートをしました。
客席とか店舗スペースに掛かる固定費って確かに無駄だよなあ。特に新規参入者にとっては。固定費の見直しってホントに大事だと思う。:NYで流行る「無店舗型」レストランは、新たなトレンドを生むか|WIRED.jp https://t.co/ZccNiMRulA
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2017年2月7日
自分たちも固定オフィスを持つことを辞めたわけだけど、今のところ何も困っていない。むしろ「移動する編集部」を始めてから、どんどんみんなクリエイティブになってきた。
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2017年2月7日
「企業やお店にはこれがあるべき」っていうベキ論は一度全て見直して、「今の時代を生きる自分たちには、本当にこれは必要なのか?」と、ゼロから自分たちの頭で考えてみたほうがいいと思う。先人を見習うことも大切だけど、そうするといつまでたっても先人を越えられないしね。
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2017年2月7日
「答えがない時代には、このやり方ほどもろいものはありません。」
じゃあ、どうして自分たちの頭でゼロから考えることが大切なのか?
僕がダラダラ説明するよりも、最近読んだNewspicksの編集長・佐々木紀彦さんの『日本3.0 2020年の人生戦略 (幻冬舎単行本)』という書籍の中で、ドンズバで書かれていたので、それを少しだけ引用しておきたいと思います。
経済がぐんぐん伸びて、何をすべきかが明確な時代に有効なのは、お手本をみつけて、それをスピーディかつ徹底的に真似ることです。みなが一丸となって、しゃにむに働くことです。そこでは知的な議論は無用で、猪突猛進の体育会系が重宝されます。意見の多様性は邪魔になるだけです。
だが、「答えがない時代」にはこのやり方ほどもろいものはありません。間違った方向に進んでも、修正が利かないだけにダメージが大きくなります。
正解が頻繁に変わる、もしくは、正解がない状態では、多様な意見をぶつけ合わせ、何らかの仮説を作り出し、それを実行し、成功すればさらに資源を投入し、失敗すれば、再び意見をぶつけて新たな仮説を生み出しそれを実行する。そのフィードバックのプロセスをいかに速く、的確に行えるかによって、ビジネスでも、政策でも、個人の人生でも、勝負が決まります。
最後に
多様な意見をぶつけ合わせた上で、自分たちでゼロから考え抜いて、そこで得られた仮説を実際にドンドン実行してみる。
それをいつも自分たちで棚卸しをしてみて、その効果を検証し、また次の仮説に活かしていく。
これ以上に大切なことってありません。
佐々木さんが書いているように、ビジネスでも、地域の政策でも、個人の人生でも、本当にこれで勝負が決まると思います。
会社を立ち上げてそろそろ2年半を経過しようとしていますが、今の自分がこれまでの経験を通して堂々と言えることは、このことに尽きます。
このブログをいつも読んでくださっている皆さんにも、何かしらの参考になれば幸いです。
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それでは今日はこのへんで。
ではではー!