「嫌味のない人」と「味わう」という行為。

SUSONOの今月のテーマが「食べる」ということで、「味」について最近よく考えます。

そこでふと思ったんですが、「嫌味のない人」の嫌味も、味だなと。

「嫌味」を避けるためには、一手間かける必要がある。

筋を取ったりアク抜きしたり、しっかりと一手間かける。

料理の場合、味を良くするための手段って色々とあるけれど、それって人間も一緒だよなあと。

どれだけ良い素材だったとしても、やっぱり「嫌味」を避けるためには、一手間かける必要がある。

「嫌味がない人」の洗練された感じって、きっとそんな目には見えない部分の一手間なんですよね。

決して、素材そのものの味ではない。

「味わう」楽しみやワクワク感を常に持ち合わせていたい。

あとは、受け取る側のスタンスも大事だよなあとも思います。

子供の頃にあんなに苦手だった「苦味」だって、大人になると不思議と好きになったりする。

それはきっと、大人になる過程でいろんな味覚を経験するからで、「味わう」という行為ができるようになったから。

苦手な味を克服して大好物に変わるように、「嫌味」も食わず嫌いせずに、味わう楽しみやワクワク感を常に持ち合わせていたいなと。

そんなことを考える今日このごろです。

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