どうも鳥井(@hirofumi21)です。
昨晩、ちきりんさんが非常に興味深いツイートをしていました。
最近自分が考えていたことと重なる部分がとても多かったので、今日はちきりんさんのつぶやきを紹介しつつ「個性が溢れる面白いクリエイティブとは、どこからうまれるのか?」ということについて考えてみようと思います。
「考える時間」について
まずは、ちきりんさんの以下のツイートを読んでみてください。
ブログを書くのに必要なのは、「書く」という作業ではなく、「考える」という作業なんだよね。
一方、ツイッターは考えなくても「書けばいい」だけだから、アタマが働いてる必要はまったくない。とてもお手軽。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2014, 5月 31
「考える」に比べたら、「書く」なんて、ほんとーに手間のかからない、(どーでもいい)作業だと感じる。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2014, 5月 31
読者はメディアより百倍大事。メディアは「何か書いてください」って行ってくるけど、読者は、「この人の考えを知りたい」と思ってる。両者が求めてるものには、質的な違いがある。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2014, 5月 31
もちろん「考えずに書く」とか「考えずに話す」のが、すごく気楽で楽しいってこともわかってる。だからそれをゼロにしろとは言わない。ただ、それを意識してないと「まったく考えないまま、発信量だけ多い」みたいな人になるから注意。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2014, 5月 31
コミュニケーション能力でもロジカルシンキングでも、頭の良さでも知識の量でもなく、「考えたことの量」が人格そのものだと思う。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2014, 5月 31
他にも、刺さるツイートはたくさんあったのですが、焦点がずれてしまうのでこれぐらいにしておきます。
気になる方は他のツイートも読んでみてください。
ちきりん (InsideCHIKIRIN)さんのツイート
「デフラグの時間」も同じぐらい必要。
一方で、何も考えない「デフラグの時間」も「考える時間」と同じぐらい必要だと思っています。現代を生きる僕らは、なおさらこの時間を意識的に作るべきかなと。
ちなみにデフラグとはIT用語で、以下のような意味を指します。
デフラグとは 〔 デフラグメンテーション 〕 〔 ディスク最適化 〕 – 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典
人間の場合であれば、ただ何も意識せずに淡々と過ごす時間。人間が本来持つ「思考整理能力」に身を任せる感じです。
“自然治癒力”に近いイメージと表現すればわかりやすいでしょうか。その時間を意識的に作ることができるかどうかで、生産性が大きく変わって来ると思っています。
一番わかりやすい代表例が、睡眠時間でしょう。「必ず7時間半以上睡眠時間をとるようにする」というのも、立派なデフラグの時間のとり方です。
その他にも、散歩やランニング、食事を作ったり、掃除や洗濯などの家事もそうです。瞑想や入浴なども含まれるかもしれません。
“日常”の中に当たり前に存在する作業や、ルーティン作業など淡々とこなせることが、デフラグの時間には最適だと思っています。
ちなみに、高城剛さんはスケジュールの中に「空を見上げる時間」という項目を入れ込んで、毎日決まった時間、ただ空を見上げていたそうです。そうやって何も考えずにただボーっとするのも、立派なデフラグの時間です。
「インプットする時間」「考える時間」「デフラグする時間」のバランスが重要
あとは、もちろん意識的にインプットする時間も重要です。本を読んだり、人と会ったり、旅をしたりなど・・・。
つまり…
- 徹底的にインプットする時間
- 徹底的に考える時間
- 徹底的にデフラグする時間
この3つを意識的にとっていくことが、人生において何よりも重要なことなんだと思います。
この3つのバランスさえ上手く保たれていれば、成果物なんてものは自然と溢れ出てきます。むしろ、創り出さないと気持ち悪い状態になる。結果的にそれがアウトプットに繋がりますし、それで十分なのでしょう。
だからこそ、アウトプットの時間なんて意識的に作る必要なんてありません。出したくて出したくてウズウズし、意識なんかしなくても勝手に出てくるような状態にした方がいい。むしろ、そうやって溢れ出てくるもの以外は面白くもなんともありません。
にも関わらず、現代を生きる多くの人は“稼ぐため”や”有名になるため”に、アウトプットばかりを意識してしまい、右から左に流すためだけに大量のインプットばかりに気を取られています。その結果、似たり寄ったりなアウトプットばかりが世の中に溢れ返ってしまっているという現状です…。
最後に
個性が溢れる面白いクリエイティブかどうかというのは、今日ご紹介した「考える時間」と「デフラグの時間」をしっかりと取れるかどうか、そこに全てがかかっていると言っても過言ではないと思います。
最近になってやっとそんなことに気が付くことができました。これを読んでくださっている皆さんの何かしらの参考にもなれば幸いです。
それでは今日はこのへんで。
ではではー。