ファッドからトラッドまで。「野心」が「志」に変わるタイミング。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

よく話題になる話ですが「0〜1にする方が楽しいのか、1〜10にする方が楽しいのか。」

このテーマ、居酒屋だとスゴく楽しいのですが、答えは完全に個人の特性だと思うので、それぞれが楽しいと思うところを担えばいいと思う派です。

ただ、これをもう少し噛み砕くと、4つのフェーズに分かれるなぁと最近よく思っていて、そのフェーズを意識するともう少し自分のやりたいことが明確になるのかなと思うので、今日はそんな話を少しだけ。

ファッドをファッション化させることが好き。

以前このブログで書いたことがある「ファッド→ファッション→スタイル→トラッド」という話。

参照:「ファッド→ファッション→スタイル→トラッド」最近の若者の中にある“道にしたい欲求”について。 | 隠居系男子

詳しくは、上記の記事を読んで欲しいのですが、この世の中の事象には全て、この4段階のどれかに含まれているという話です。

僕はここで言う「ファッド」を作り出す独創力や、狂気は全くと言っていいほど持ち合わせていません。

一方で、世の中に存在するファッドを見つけて、そのコトや人に可能性を感じて、ファッション化させていく(ブログやメディアとして見せていく)ということは得意だと思うし、何より純粋にそんな作業が好きです。

それは以下のツイートでも書いたとおり。

つまり、「ファッド→ファッション→スタイル→トラッド」のどこかのフェーズのフォロワーになってしまうと全くおもしろくないのですが、フェーズを一段階上に上げていくことに対して全力を注いでいくという事は、どの段階だとしても、とてもクリエイティブである、と思うのです。

「根気」と「巻き込む人の幅」が変わっていく。

じゃあ、このフェーズごとの違いは何なのかといえば、ひとつは「根気」なのかもしれません。

ザックリとしたイメージですが、ファッドからファッションへは0〜3年、ファッションからスタイルへは3〜10年、スタイルからトラッドへは10年〜100年ぐらいの時間軸で変化していく。

そして、根気にプラスして、きっと「巻き込む人の幅」も同時に増やしていく必要があるはずです。

ファッドは、一つのコミュニティや地域程度でいい。
ファッションは、日本全国巻き込まなきゃいけない。
スタイルは、日本を飛び越えてグローバルで。
トラッドは、グローバルだけでなく、未来の人々も巻き込めるように。

「野心」から「志」へ。

もちろん、何かひとつの事象を自分が生きているうちに、ファッドからトラッドまで完璧に昇華させることができたら、それはとても素晴らしいことだと思います。

ただ、それができる人は本当に一握りでしょう。というかそもそも、人間の今の寿命的には不可能かもしれない。

以前何かの本で読んだのですが、以下のフレーズだけがとても強く印象に残っています。

「野心」とは、 己一代で何かを成し遂げようとの願望のこと。 「志」とは、 己一代では成し遂げ得ぬほどの素晴らしき何かを、次の世代に託する祈りのこと。

なかなか上手く言語化できないのですが、いまここで全力で主張しておきたいことは、何かの事象のフェーズを変えていくことは、いつだってクリエイティブであり、それを各人が一段上に引き上げようと努力し担い合えば、それは「野心」から「志」に変わり、ファッドからトラッドまで昇華させることができるということです。

そして、何度も繰り返すように、僕がつまらないなと思うのは、どこかのフェーズにただ乗っかって、完全なるフォロワーになってしまうこと。

最後に

「自分のやりたいことがなんなのか?」と悩んでいる人は、自分が何の事象の、どのフェーズの変化を担いたいのか、それを考えてみると何か新しい発見があって面白いかもしれません。

今日の記事が、そんなみなさんの何かしらの参考になれば幸いです。

それでは今日はこの辺で。

ではではー!

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