全くジャンルの違う大人同士で仲が良いのは、隣の芝生が青く見えているわけではなく、その戦術やセンスに共感するから。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

学生の頃、「あの二人は全く違うジャンルの仕事をしているのに、なぜ仲がいいのだろう?」とよく疑問に思うことがよくありました。「どうみたって、全く違う道を歩んでいるし、目指す方向性も違うのに…」と。

きっとそれはないものねだりなんだろうなぁって思ってたんです。それこそ、「隣の芝生は青く見える」というように。

でも、自分がアラサーになってみて気付くのは、実はそうじゃなかったということです。今日はそんなお話を少しだけ。

もし自分が同じ境遇に置かれていたら…。

じゃあ、ないものねだりではなくて、何なのでしょうか?

それはきっと、もし自分が同じ境遇に置かれていたら、同じカードの切り方するだろうなぁと思える人同士、その戦術やセンスに共感できる人同士が仲良くなっているのだと思います。

会社やチームのリーダーなどは、特にその傾向が強い気がします。持っているカードを踏まえた上で、その勝負の仕掛け方だったり、引き際だったり、その美学を共感し合える人同士が互いに尊敬しあって仲良くなる。

トランプ「大富豪」の例。

少しわかりにくいかもしれないので、ちょっとトランプの「大富豪」に例えてみましょう。

例えば、大富豪で手札が「2、2、Q、8、7、9、6」と「1、K、J、9、4、3、3」だった場合、全然勝負の仕掛け方って異なりますよね。まさにそんなイメージです。

もし自分の手札が相手の手札だった場合、こういう戦術でいくだろうなぁって考えて、その感性が近い人には共感できるし、そうじゃなかったら難しい…。

「自分だったら、そこで2は切らない」とか、「その8切りのセンス絶妙だな!」とか、そうゆう話です。

同じ手札や同じジャンルでも、攻め方が異なると共感できない。

逆に言うと、似たような手札を持っており、似たようなジャンルに参戦しているのにも関わらず気が合わないというのは、その戦術やセンスの部分に共感できないことが原因だったりする。

先の大富豪の例で言うと、全く同じカードが配られているのに、全然違う勝負の仕掛け方をしてくる人ですね。それが全く理解不能で、自分の正義に反すると仲良くなれない。

ただし、たとえ違う攻め方だとしても、そこにセンスがあって納得感があれば良いんですよ。(この場合は友達というより、互いに切磋琢磨し合える良きライバルになりやすい。)

最後に

なので、外から見れば当然仲がいいのだろうと思われる間柄であっても、相手のそのセンスに全く共感できなくて、じつはそんなに交流がないっていうことも往々にしてあったりするものです。

だからどうしたって言うわけではないのですが、今年28歳になるタイミングで、「あー、そうゆうことだったのか!」と個人的に膝を打つ発見だったので、少しだけ書き残しておきました。

そしてこれも「知識」じゃなくて「知恵」の部分の話なんですよね。ノウハウじゃなくて考え方の話。

最後まで読んでくれた方の何かしらの参考になれば幸いです。

それでは今日はこの辺で。

ではではー!

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