どうも鳥井(@hirofumi21)です。
今朝、TwitterのTLを追っている中で共感できる話が2つあったので、ちょっとご紹介しておきます。
佐々木俊尚さんと小田嶋隆さんのやり取り。
まずひとつ目は、佐々木俊尚さんと小田嶋隆さんのTwitter上でのやり取り。
内容に関しては人それぞれの見解があると思うのですが、僕がこのやり取りで素直にいいなと思ったのは、佐々木俊尚さんが誤解したことに対して真摯に誤っているその姿勢です。
いわゆる「リベラル」を嫌う人たちの多くは、その「リベラル」が掲げている言説の内容にではなくて、「臆面もなく正しいことを言う姿」に反発を感じているわけで、その気分は「英語の授業の時に本場っぽい発音で教科書を読みあげる生徒」を嫌っていた心情と通底する何かなのだと思う。
— 小田嶋隆 (@tako_ashi) 2016年3月6日
小田嶋さんは、日本の左派勢力に批判が高まってることを、「英語上手な生徒への妬み」みたいなものと捉えてるんでしょうか? ちょっとびっくり……。>RT
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) 2016年3月6日
「妬み」ととらえたのは佐々木さんの「解釈」です。私は、本場っぽい発音をする生徒の姿に「気取り」「イヤミさ」を感じ取る生徒たちの反応を示唆したつもりですが。 https://t.co/6KWr3LKvuR
— 小田嶋隆 (@tako_ashi) 2016年3月6日
ついでに申し上げればですが、私は「日本の左派勢力」の話をしたおぼえはありません。当該のツイートは、カギカッコ付きのいわゆる「リベラル」について述べたものです。 https://t.co/6KWr3LKvuR
— 小田嶋隆 (@tako_ashi) 2016年3月6日
わたしは本来的なリベラル(多様な価値観の許容と、積極的な平等の実現)と自称していますが、それは日本の左派の称しているリベラル(反安保法制や脱原発)とは異なるため、彼らを「日本風リベラル」「和リベ」と呼んでみたりしたこともあります。
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) 2016年3月6日
ただ、小田嶋隆さんが言及された「リベラル」は、私の言う和リベではなく、本来的なリベラルのお話をされたようで、そこを曲解していたわたしは誤っておりました。この件、お詫びしておきます。
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) 2016年3月6日
インターネット上ではどうしてもリアルに比べて、誤解しやすく感情的にもなりやすいものです。しかも、後から誤解だと気がついたとしても「誤解していました、すみません。」と謝ることはなかなか難しい。
勘違いしたことを勘違いしたと思われたくないという欲求が働いてしまうからです。謝らずにどうにか自分のミスを誤魔化せないかって考えてしまいがち。
そして、ツイートを書き込むまでの考える時間が余計にあることも、それを後押ししてしまう原因なんだと思います。文章としてなんとか取り繕うことができるのではないかと思うからです。
でもそれが一番良くない。それこそ、ウソをウソで塗り固めていくような行為に近いです。
ネット上でも結局正直であることが一番いい。自分の中で「これが一番誠実であると思える態度」で向き合うことが大事なんだと思います。
「The First Penguin」の佐渡島庸平さんの記事。
もうひとつは、今朝から界隈の人々に多くシェアされている佐渡島庸平さんの記事。
これはぜひ下記のリンクから読んでみてください。とっても良い記事です。
“ネットの中では日常的な付き合いがくり広げられています。そこで、雑誌的なコンテンツは必ずしも受けるとは限りません。日常的な場所で求められているのは「かっこいい」より、「ユーモア」です。そして、「たまに」ではなく「安定的に」です。” https://t.co/CMnvBevg38
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2016年3月7日
これは本当にそう。そしてこれを知るための一番よい方法が毎日ブログ書くことなんだよなぁ。最初は誰もがカッコつけようとしてしまうけど、それも長くは続かず、読者にも全く受けない。正直に、誠実に、安定的に供給できること。それがネット上では一番大切なんだって身を持って体験できるのがブログ。
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2016年3月7日
最後に
ウェブ上で情報発信するときに一番大切ことは、正直であること、誠実であること、そして安定的であること。
刺激的な言葉を使って、より多くの人々から注目を集めることはとても簡単なことですが、狙った炎上には何の価値もありません。
炎上は、今まで築きあげてきた“自分の信頼”を燃料にします。信頼があるから炎上するんです。ある一定の信頼がない人はそもそも炎上なんかしません。誰かが誰かに抱いている信頼を火種にして、ドンドンと延焼していくしていくんです。
炎上を恐れてしまって、自分が本当に言いたいことを言えなくなってしまうのは本末転倒だとは思いますが、狙って炎上させるということは、自分が積み上げてきた信頼を無下にしてしまう行為であり、結局は「急がば回れ」のような気がします。
やっぱり「なりたい自分に書かせる」という方法が一番効果的であり、一番安定的なネットとの向き合い方なのではないでしょうか。
参照:ブログやSNSでネガティブなことも書いたっていい。大切なのは「自分は何をもって覚えられたいのか」ということ。 | 隠居系男子
最後まで読んでくださったみなさんの何かしらの参考になれば幸いです。
それでは今日はこの辺で。
ではではー!