「話に熱がこもる」とは?藤沢久美が語る、インタビューで面白い話を引き出す方法がとても参考になる。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日ご紹介した、「上田渉のこの人がおもしろい!」で藤沢久美さんが登場した回。

参照:ソフィアバンク藤沢久美が語る、新しい事業の始め方と、グローバル時代に求められるアジア的発想 | 隠居系男子

この番組の中で藤沢さんが語っていた「インタビュー術」が非常に興味深かったので、今回は「熱がこもる」とはどういったことなのか考えつつ、ご紹介してみようと思います。

決まりきった質疑応答は、聴いていてもつまらない!

「インタビューをしている時に、意識していることは何ですか?」という質問に対して、藤沢さんは以下のように語ります。

インタビューをする前に、ある程度仮説を立てていくけれど、社長さんが自然と語りたくなることを、聞くように意識している。

決まった質問をして、決まった答えが返ってくるというやりとりをしていても、言葉に魂が篭もらない。

そんなやりとりを、音声だけで聴いていてもつまらないんです。

「熱がこもる」パターンには、何種類の感情もある!

では、魂がこもった言葉を引き出すためには、どうすればよいのでしょうか。

これに対して、藤沢さんは「現場で格闘している人たちの知恵と、それを活かそうとしているパッションを聞ける時が一番面白い!」と語ります。

そのためには、相手にワクワクしながら喋ってもらって、熱がこもる話を引き出すことがが何よりも重要であると。

「悲しくって、辛い!」という話に熱が篭る場合もあるし、「すごく生き生きとして頑張っている!」という話に熱がこもる場合もある。「悔しい!」っていう想いにも同様。とにかく、感情がしっかりと入っているようなお話を聞くように常に意識しているのだそう。

聞いているうちに「ココに情熱が篭っているな!」というところを見つけたら、そこをドンドンと掘っていくようにしているようで、インタビュー自体はガチガチに固めてしまわずに、わりと成り行きで進めているようです。

でもだからこそ、インタビューしている側もヘトヘトになるのだとか…。

「この人の熱のこもった話を聞きたい!」と徹底的に集中して聞くので、聞いている側も自然と魂のこもった聞き方になっていき、終わった後は疲労感がこみ上げてくるようです。

最後に

最近、訪日外国人向けウェブメディアの「MATCHA」でもインタビュー記事を始めています。

インタビュー記事においても、僕らが何よりも大切にしたいのは“熱量”であり、今回の藤沢久美さんのお話はその点でも非常に参考になりました。

特に、「悲しい」や「辛い」「悔しい」など、一見ネガティブに思えてしまうような感情でも熱がこもるのだ!というお話は、本当に目からウロコでした。

今回ご紹介したような内容を参考にしながら、「熱がこもるインタビュー記事」を展開していければいいなぁと思っています。

そもそも、MATCHAで書いてくださっている方々の記事というのも、ある意味でセルフインタビューのようなものだと思うので、ライターさんたちにもぜひこの内容を意識しながら書いて欲しいです。

参照:ウェブ時代は、プロのライターよりも大好きな人が語るアツい記事のほうが面白い! | 隠居系男子

もしかしたら、今はなきお店などを紹介していくのもアリなのかもしれません。

そこに熱がこもっていれば、読者の方々は感情移入してくれて、その人が紹介する他のお店に興味をもってくれるかもしれない。

そういった属人的な要素もドンドンと出していきながら、色々な形を模索していければいいなと考えている今日このごろです。

それでは今日はこのへんで!

ではではー!

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