日本財団の目指すプラットフォームと、個人起業家が繋がっていく社会へ。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

さて、今回は昨日の記事の続き。

社会課題を解決する未来のプラットフォームを目指す日本財団が始める「未来のエジソン」と「特別養子縁組支援」プロジェクト | 隠居系男子

今後、日本財団にどのようなプラットフォームになっていって欲しいのか、前半でお伝えした2つのプロジェクトの話を通じて、自分なりに感じたことを書いてみようと思います。

日本財団の目指すプラットフォームの姿とは?

今回の「日本財団記者発表会」を一通り聞いた上で僕が強く感じたのは、「どのプロジェクトにおいても日本財団としての明確なビジョンが存在している」ということです。

上記で取り上げた2つのプロジェクト以外にも、高齢化社会の終末医療の問題を解決するための在宅医療支援プロジェクトや、障害者の方々のアート作品を集めて展示していくアール・ブリュット事業など、今回の記者発表会の中で報告されていたプロジェクト全てに、日本財団の明確なビジョンが存在していました。

もちろん、その方向性やビジョンというのは、誰もが必ずしも賛同するようなことではないのかもしれません。

しかし、日本財団として「こうあるべきだ」ということを明確に定めた上で、大きな方向性を示しつつ、ソレに見合う人々が集まって来るような場の創造を目指している。

従来のプラットフォームの役割として多少違う部分もあるかもしれませんが、僕自身も今後の「プラットフォーム」や「ハブ」としての役割というのは、こういったカタチに変わっていくような気がしています。

個人起業家や、小規模団体との連携を目指して。

なぜなら、今までは、“企業”が社会のメインを占めるポジションだったので、プラットフォームやハブというのは、ある程度無色透明で中立的な存在であることが求められていました。

しかし、今は“個人”が社会のメインになってきています。その中では、企業が今まで担ってきた方向性を示す役割の部分が、スコンと抜け落ちているわけです。

個人がメインの世の中になっていけば、このような公益財団法人のようなところがその役割も一緒に担うべきなのでしょう。

実際に今の時代は、社会問題を解決しようと立ち上がっている方々の多くが、個人起業家や中小企業・NPO団体の人々です。

だからこそ、このへんの社会課題を解決しようとしている個人や小さな団体と、社会課題を解決するためのプラットフォームになろうとしている日本財団は、ドンドン繋がっていくべきではないかと思うわけです。

最後に

これまで何度か日本財団のイベントには参加していましたが、今回の記者発表会で、日本財団という公益財団法人がどのようなポジションを目指しているのか、明確に理解することができました。

以前、取材した「未来のデザイン展」のような企画などもドンドン立ち上げていきながら、リアルの場で社会課題を解決するプラットフォームとして、その役割や立場を確立していって欲しいと思います。

将来的には、今ウェブ上に増えている小さなプラットフォームなどとも連携していきながら、公益財団法人が解決できる社会問題を、個人と一緒に取り組んで行くというような公益財団法人になって欲しいと願います。

それでは今日はこのへんで。

ではではー!

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