『風立ちぬ』の喫煙シーンに言及している『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』を書き起こしてみた。

スタジオジブリ 風立ちぬ 300ピース 初めての飛行機 300-286

タバコは吸いません、どうも鳥井(@hirofumi21)です。

『風立ちぬ』の喫煙シーンについての議論、ネット上で盛り上がってきましたね。

ただ、製作者側の意向を全く知ろうともせずに、自分の意見をいう人がちょっと多いなーと感じたので、『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』の中で、スタジオジブリプロデューサー・鈴木敏夫さんが『風立ちぬ』の喫煙シーンについて言及していたところだけを書き起こしてみました。

ちなみに、事の発端はこのニュースから。

『風立ちぬ』喫煙シーンへの禁煙学会の苦言に批判殺到!「日本刀使う時代劇もNG?」 | ビジネスジャーナル

鈴木敏夫さんが喫煙シーンに言及した部分

この回は、スタジオジブリ全21作品をコラージュした巨大壁画が、全国のイオンシネマ26劇場で順次掲示されることになり、その除幕式に向けて行われた鈴木さんへのインタビューの模様です。

鈴木「・・・あとだから要望はね、僕はね、あのー(映画館に)喫煙のスペースをちゃんと作って欲しい。」

イオンシネマ代表取締役 大島学「実はどこも嫌煙ムードで・・・」

鈴木「まぁ宮崎駿も実は愛煙家で・・・」

大島「あ、そうなんですか!?」

鈴木「で、僕も吸うでしょ?でね、ジブリもね、みんな吸ってたの。でも気がついたらね、今や彼と僕だけ。」

大島「はっはっは」

鈴木「でね、僕と宮崎駿はそのことを恨んでてね、今度の映画では、全編タバコだらけなんですよ。“二郎タバコないか”って言って。いっぱい出てきます、タバコ吸うシーンが。」

以上。

宮崎さんや鈴木さんが愛煙家だということは、ジブリ関連の番組や書籍でも何度も出てきており、ジブリファンの中では結構有名な話。

そして、彼らがそれを悪いと思っていないということも事実。

この放送の前半部分で取り上げられているように、宮崎駿さんがこの映画を作る上で自己の中の矛盾と対峙したというのは、鈴木さんが言うのだから間違いないでしょう。

この件に関して、意見を述べたい人はこのへんの文脈もしっかりと抑えた上で、自分の意見を述べて欲しいなと思います。

それでも「この喫煙シーンだらけは、けしからん!」と思う人がいるのも当然ですが、製作者の意向を完全に無視して、あまりにも的はずれな意見を述べている人も多かったので書き起こしてみました。

番組全編を聞いてみたいと思った方はこちらで聴くことができます。

2013/07/31 スタジオジブリ全21作品をコラージュした巨大壁画の除幕式に向けて行われた、鈴木さんへのインタビューの模様をお送りします。(※音が出ます)

また、このインタビューの一部は以下のサイトでも読むことができます。

THE VOICE [01鈴木 敏夫]|イオンシネマ

ぜひ、この鈴木敏夫さんのインタビューだけでも読んでみて欲しいと思います。

彼らがどのような思いで、『風立ちぬ』を制作してきたか少しは伝わると思うので!

それでは今日はこのへんで!

ではではー。

鳥井弘文

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