葛飾北斎も現代を生きる上であまりにも参考になるので、誰にも教えたくない。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日、「千利休が現代を生きる上であまりにも参考になるので、誰にも教えたくない。」という記事を書きましたが、今回は葛飾北斎編。

NHKオンデマンドでたまたま観た「BS歴史館 シリーズ 江戸のスーパー日本人 葛飾北斎 富士山を世界遺産にした男!?」がとても面白く、葛飾北斎もまた現代を生きる上で非常に参考になるなと!

今回も備忘録として箇条書きですが、書き残しておきたいと思います。

葛飾北斎

葛飾北斎はライフ誌が選ぶ「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」に選ばれた唯一の日本人。

江戸後期の出版文化の影響で、葛飾北斎の才能が開花。

当時、人々は掛けそば一杯程度で買える浮世絵を買い漁っていた。

挿絵画家としてのキャリアが北斎の表現力を培った。現代で言えば、グラフィックデザインだけではなく、漫画も同時に描いていたようなもの。

北斎の挿絵は、その絵が入口となって流れが見えてくる、動画的な表現。

北斎漫画がベストセラーになる。北斎を世界標準にした『北斎漫画』

「一流一門」が当然の世の中で、北斎はドンドン流派を変えていった。

レパートリーを増やため。平安時代から続く絵の流儀が、江戸という街で全てが見られる様になっていた時代。

江戸の社会は、身分的に流動性のある社会。だからこそ可能だったこと。

現在のアニメ的な手法で歴史を切り取りデフォルメする。それが北斎の得意な分野であり、新境地であった。

オランダ人と交流することで西洋の絵画技法を取り入れようとしていた。

海外から輸入される貴重な青「ベルリンブルー」も取り入れた。「青の深み」で「空間の深み」を出すため。

なぜ江戸の庶民は、「富士山」を求めたのか?富士講(富士山旅サークル)が流行った理由は?「食行身禄」身分も男女も超えた平等な存在。

江戸時代は空前の旅ブームだった。「お伊勢参り」や「善光寺参り」など、信仰を理由にすれば全国を旅することができた時代。

庶民は絵に描かれた初めて気がつく。描かれて初めて富士山の哲学を知る。

葛飾北斎は、当時のサブカルチャー王者。しかし同時に、消費者としての庶民がいるからこそ、その境地に辿り着けたのも事実。江戸という時代背景。消費者を意識した芸術。

最後に

以上、今回もほんの一部ではありますが、色々と気になった部分を挙げてみました。

今回もまた、葛飾北斎という人物を一ミリも理解できていないと思います。いやー、でも面白いんだから仕方ない。書き残しておきたいんだから仕方ない。

気になる方には、ぜひ観て欲しい番組です!

NHKオンデマンド | BS歴史館 シリーズ 江戸のスーパー日本人(2) 葛飾北斎 富士山を世界遺産にした男!?

葛飾北斎という人物も面白いですが、やはり江戸という街があまりに魅力的だったんだろうなと。当時の江戸の空気感のようなものが葛飾北斎みたいな人物を生み出していったということは間違いないのでしょう。

今後もこの分野についてドンドン深めていきたいと思います。

それでは今日はこのへんで。

ではではー!

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